レオパードゲッコーがかかりやすい病気と、病気の原因、症状を紹介します。
症状や病名、病気の原因をチェックし、レオパードゲッコーの病気を予防するための参考にしましょう。
なお、少しでも様子がおかしい場合には自己判断せず、獣医師の診察を受ることが大切です。
レオパードゲッコーの病気①クル病
レオパードゲッコーのクル病は、カルシウム不足が原因で、骨の形成に異常をきたすものです。
脚や顎の骨の変形や、骨折などの症状が起こります。
特に、産卵期のメス、成長期のレオパードゲッコーに起こりやすいことが特徴です。
クル病の症状としては以下が挙げられます。
・食欲不振
・食滞
・活動性の低下
・成長不良
・震え
クル病の治療は、カルシウムやビタミンD投与です。
レオパードゲッコーの病気②クリプトスポリジウム感染症
レオパードゲッコーに餌を食べさせているのに痩せたり、嘔吐したりする場合、消化器系の疾患や寄生虫に感染している可能性があります。
温度が低いことが原因の消化不良の場合は、ケージ内の温度を適正に保てば改善しますが、寄生虫の感染は改善しません。
クリプトスポリジウム感染症と呼ばれる寄生虫の感染症は、糞を媒介して別の動物に感染します。
そのため、すぐに動物病院で診察を受けることが大切です。
クリプトリジウムには遺伝子によって様々な種類やタイプが存在し、種類ごとに感染する動物は異なります。
なかには、動物と人間の両方に感染するタイプがあります。
レオパードゲッコーの病気③腸閉塞
消化機能や体力が低下している際に、誤飲した床材、エサでも腸閉塞を起こす場合があります。
2週間以上食欲がない、お腹が不自然に膨れている、フンが減っているという場合は注意が必要です。
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レオパードゲッコーの病気④脱皮不全
レオパードゲッコーは、成長すると古い皮膚が浮いて剥がれます。
脱皮不全は、脱皮した剥がれ落ちず、体に残った状態を指します。
レオパードゲッコーは、脱皮した皮を口で剥がしてそのまま食べることが特徴です。
しかし、尾や指先に皮が残り、残った皮が原因で血流が悪くなって壊死します。
そのため、指先や尾に皮が残っている場合は取り除かなければなりません。
脱皮不全は、湿度が低いと起こりやすいため、湿度を高くして水入れは大きいサイズのものを用意して全身を浸けられるようにしましょう。
レオパードゲッコーの病気⑤細菌感染症
レオパードゲッコーがかかりやすい細菌感染症は、細菌性口内炎、マウスロットという病気です。
餌を食べる量が減少し、口を不自然に動かし、口の周りに膿が出ます。
炎症を抑える薬や抗生物質で治療をすることが一般的です。
レオパードゲッコーの病気を予防することが大切
レオパードゲッコーの病気は、ある程度予防することが可能です。
例えば、カルシウムやビタミンなど栄養バランスを意識して餌を与える、湿度や温度を適正な状態に保つなどです。
しかし、年齢や慣れない飼育下で免疫力が低下すると、病気にかかりやすくなります。
少しでも違和感がある場合や、異常が見られる場合には放置せず、すぐに動物病院で診てもらいましょう。
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