アオジタトカゲのケージは自作できる?飼育ケースの作り方と自作の危険性

アオジタトカゲのケージは自作できる?飼育ケースの作り方と自作の危険性

アオジタトカゲを一匹だけならいいけど、3〜4匹も飼うとなると、ケージだけでも結構な値段になるし…。

そこで次の選択肢は自作ケージです!(最後の選択肢は部屋の中で自由に放し飼い?)

今回は、アオジタトカゲに適した飼育ケースと、自作ケージのメリット・デメリットを紹介します。

アオジタトカゲのおすすめ飼育ケース

爬虫類用のケージにはどのようなものがあるのでしょうか?

市販されている既製品のケージは比較的種類が多いです。

アオジタトカゲ(爬虫類)用ケージの特徴は、前面ガラスが開閉できるため、上からではなく横からメンテナンスができること。

アオジタトカゲの天敵は猛禽類などの鳥類や大型哺乳類ですが、そのほとんどが上から攻撃してくるため、どの種類も上からの警戒心が強いのです。

アオジタトカゲの自作ケージ:木製ケージ

最初に大型種の木製のケージを作ると、破壊や脱走の危険性が高いため、小型種や中型種から始めた方がよいでしょう。

(小さすぎるとジャンプして脱走の危険が高まるので…)。

木材

まずは木材選び。

水に濡れて反ったり、長年使っていると少し変形してきたりします。

なるべく丈夫なものを選びたいところですが、個人的には集成材は構造材として使われているので強いと思いますが、針葉樹合板やOSB合板、塗装コンパネでも問題ありません。

必要な道具

基本的な工具があれば大体作れますが、作業効率を上げようとすればするほど必要な工具が増えます。

・ドライバードリル
・コーナークランプ
・木用ビス
・水平器

木材はすべてホームセンターでカットしてもらいます。

施工

施工の際は、絶対に脱走を防ぐ造りにしなければなりません。

特にアオジタトカゲは力が強く、小型のでも上部のメッシュの隙間など、わずかな隙間も見逃しません。

脱走は動物にとっても飼育者にとっても不幸な結末になることが多いため、完成したケージに脱走経路がないか、もう一度確認してください。


前面ガラスは?

フロントガラスはサイズに合わせてオーダーする必要があります。

木材の反りによってサイズが若干異なる場合があるため、ケージがほぼ完成してからサイズを測ってから進めるとよいでしょう。

アオジタトカゲ自作ケージのメリット

生き物と飼育スペースに合わせてケージを作れることが最大のメリットです。

・飼育スペースや生き物に合ったケージを作れる
・費用対効果が高い
・気密性が高ければ熱効率がよい
・レイアウトがしやすい
・好みの塗装ができる
・湿度が保てる

既製品のケージは30cm、45cm、60cm、90cm、120cmが主なサイズなため、70cmや130cmなど微妙なサイズが欲しいときにとても便利です。

道具を揃えるのにもお金がかかりますが、それさえあればケージを作るのにそんなにお金はかかりません。

費用の半分くらいはガラス代。

レイアウトとしては、側面も背面も木でできているため、流木などをネジで固定できます。

流木を浮かせて固定するのが、床面積を最大限に活用できるのでオススメです。

アオジタトカゲ自作ケージのデメリット

最大の欠点は、製作に手間がかかることです。

・作る手間
・強度
・木の回転や反り
・製作スペースが必要

木材をカットすれば、慣れれば数時間で90~120センチほどのケージを作ることができます。

ただし、慣れないと数日かかることもあり、作るスペースも必要です。

一軒家ならいいですが、マンションの一室を丸ごと使う必要がある場合は難しいかもしれません。

また、既製品やプロが作った木製ケージに比べると、強度が劣る恐れがあります。

万が一脱走した場合、大事故につながる可能性もあります。

そのため、慎重に検討しなければなりません。

さらに、高温多湿の環境で飼育する場合、防水加工がされていないとほとんどが腐ってしまいます


アオジタトカゲの飼育ケースは市販のものがおすすめ

既製品のケージやオーダーメイドのケージは、強度や見た目の面でどうしても劣ってしまいます。

しかし、生体や飼育スペースに合わせてケージを作ったり、自分でケージを作ったりと可能性は無限大です。

しかし、脱走防止対策は万全を期すべきです。

事故防止の観点から、基本的には市販の飼育ケージを使用しましょう。

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