レオパードゲッコーの目が開かない!原因と治療法・対処法4つ

レオパードゲッコーの目が開かない!原因と治療法・対処法4つ

レオパードゲッコーの目が開かないのは、感染症や栄養不足の可能性があります。

具体的にどのような感染症でレオパードゲッコーの目が開かない状態になるのでしょうか。

レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)の目が開かない原因と、治療法や対処法について紹介します。


レオパードゲッコーの目が開かないことの危険性

目が開かない、つまり視力を失った状態になると、生きる上で支障がある動物と、目が開かない状態でも支障がなく生きられる動物の2種類に分かれます。

犬や猫は、目が開かない状態になっても嗅覚などが正常であれば順応し、生活を送れるのです。

しかし、普通に生活できる理由は、犬や猫は聴覚や嗅覚といった視覚以外の部分が発達しており、視覚に頼る割合が低いためだといえます。

一方、レオパードゲッコーは、目が開かなくなり視覚を失うと、通常通りの生活をするのが難しいです。
視覚に頼る割合が高く、捕食しなくなるのでさまざまな弊害があります。

レオパードゲッコーの目が開かない原因4つ!対処法と治療法も紹介

レオパードゲッコーの目が開かない時に考えられる主な原因を4つ紹介します。

レオパードゲッコーの目が開かない原因その1:異物が混入

レオパードゲッコーの目が開かない、また、眼をこするような仕草をする場合、動物病院で眼の洗浄治療をしてもらうことで異物が取れて目が開く場合があります。

目薬を処方されたり、その場で点眼処置をしてもらうと治ったという例があります。

ただし、レオパードゲッコーについて十分な知識がある獣医師に診察してもらいましょう。

誤った診断をされないよう注意が必要です。

レオパードゲッコーの目が開かない原因その2:感染症

レオパードゲッコーの食欲が低下し、あまり動かず、目が開かないという場合、感染症の疑いがあります。

目の中に沈殿物がある場合、膿の可能性があるでしょう。

口腔内に感染症が起こると、目に移って膿が確認できます。
レオパードゲッコーをはじめとした爬虫類は、口腔内の感染症を引き起こしやすいため注意が必要です。

ストレスがかかる環境になっていないかなど、免疫力が低下する原因を取りのぞき、感染症の度合いによって投薬治療が行われます。

レオパードゲッコーの目が開かない原因その3:脱皮不全

レオパードゲッコーの目が開かない原因のひとつは、脱皮不全です。

脱皮不全で目が開かなく状態とは、うまく脱皮できず、目の周辺に皮が残ってしまい、目が腫れたり赤くなったりして目が開かなくなる状態を指します。

レオパードゲッコーの脱皮不全の原因は、乾燥や脱皮中にうるさくしたなどが挙げられます。

最も多い原因は乾燥です。

特に冬は乾燥したり、温度が低くなったりしてレオパードゲッコーの動きが鈍くなるため、温度と湿度をしっかり管理しましょう。

1年中、レオパードゲッコーにとって最適な湿度と温度を維持することが大切です。
対処法としては、レオパードゲッコーの脱皮不全が起こった場合、綿棒を使って皮を取ってあげましょう。

無理に剥がさず、皮が取れない場合は動物病院で獣医師に処置してもらうことが重要です。

目の周辺は、無理に皮を剥がすと腫れたり赤くなったり、そこから感染症を起こしたりするリスクがあるため、慎重に対処する必要があります。

レオパードゲッコーの目が開かない原因その4:栄養不足

レオパードゲッコーは、ビタミンAが不足すると目が開かない事があります。

対処法としては、ビタミンAが含まれるエサを与えていなかった場合、ビタミンAを添加したエサを与えてみることもおすすめです。


レオパードゲッコーの目が開かない原因を探ろう

レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)の目が開かない原因は、異物混入、感染症、脱皮不全、栄養不足が挙げられます。

いずれも、日ごろからレオパードゲッコーの飼育環境を整えていれば予防できるものです。
1年を通して、レオパードゲッコーが健康に、快適に過ごせる環境を整えましょう。

なお、紹介した原因以外にも病気が隠れている可能性があります。

そのため、元気がない、エサも食べないなど、いつもと少しでも違う様子を見せている場合には、すぐに獣医師の診察を受けましょう。

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