アオジタトカゲと一緒に暮らすのですから、できれば懐いて遊んでほしいと思うのは当然です。
実際、ネット上にはアオジタトカゲが飼い主によく慣れ、くっついているように見える動画や写真がたくさんあります。
しかし、アオジタトカゲを手なずけることは可能なのでしょうか。
今回は、アオジタトカゲはなつくのか、ハンドリングのやり方と注意点を紹介します。
アオジタトカゲのハンドリングの必要性
アオジタトカゲが人間になつくことは稀です。
飼い主さんに慣れているアオジタトカゲは、身体のどこを撫でても威嚇する、噛むことはありません。
しかし、口の横だけは例外であり、アオジタトカゲの口の周辺を触ると威嚇する、噛むことがあるため注意が必要です。
では、アオジタトカゲには触らないほうがよいのか?というとそうではありません。
アオジタトカゲを飼育する場合、
・体重測定
・健康チェック
・性別判定
など、様々な理由で爬虫類に触れる必要があるからです。
普段から飼い主との接触に慣れていないと、病院に連れて行ったときに暴れたり、健康状態を確認するのが難しくなったりすることもあります。
アオジタトカゲのハンドリングのやり方
長時間の接触はアオジタトカゲにとってもストレスになります。
生体にストレスを与えないようにハンドリングすることが望ましいでしょう。
特に
・ハンドリングは短時間
・急に後ろからつかまない
・無理に体を拘束しない
ということを意識します。
アオジタトカゲを扱うときは、視界の中からゆっくりと手を伸ばし、そっとすくい上げましょう。
アオジタトカゲをハンドリングする際の注意点
多くのアオジタトカゲは頭を上から触られることを嫌います。
この行動は、野生の爬虫類の天敵である猛禽類が、狩りの際に頭をつかんでさらっていくことに由来すると考えられています。
生きている動物はできるだけ地面に近いところで扱うのが基本です。
急に動いて落下した場合は、衝撃でケガをしないように注意します。
また、気性が荒く怪我をする可能性のある個体や、人との接触がトラウマになっている個体に無理をさせる必要はありません。
ただし、できれば定期的にアオジタトカゲを触って、人間に触られることに慣れてもらうとよいでしょう。
アオジタトカゲのハンドリングをしてみよう
爬虫類は一般的に飼い主に触られることを嫌がるため、感情豊かな哺乳類のペットと同じように触れ合うことは難しいでしょう。
犬や猫のような可愛らしさを求める人には不向きなペットかもしれません。
しかし、爬虫類には爬虫類にしかない魅力があります。
アオジタトカゲの身体を下からすくい上げるようにして手に持ち、床から近い場所でハンドリングをすることが大切です。
健康チェックや病院での診察をスムーズに行うためにも、アオジタトカゲのハンドリングに慣れさせましょう。
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