レオパードゲッコーの多頭飼い方法【自切や拒食の可能性も】注意点も解説

レオパードゲッコーの多頭飼い方法【自切や拒食の可能性も】注意点も解説

レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)をペットとして飼育している方は、様々なモルフ(種類)を買いたいと考える方もいるでしょう。

しかし、レオパードゲッコーの多頭飼いは難しく、やり方を間違えると命を落とす可能性があります。

そこで、レオパードゲッコーの単独飼育ではなく多頭飼いをしても良いのか、多頭飼いする方法や注意点を紹介します。


レオパードゲッコーの多頭飼いはおすすめできない

レオパードゲッコーは、多頭飼いに向いている生き物ではありません。

レオパードゲッコーの多頭飼いがおすすめできない主な理由を紹介します。

餌を食べなくなる

レオパードゲッコーは、環境が変化するとストレスで餌を食べなくなります。

多頭飼いでレオパードゲッコー同士の相性が悪いと、餌を食べなくなり弱ってしまう可能性があるでしょう。

自切をする

ストレスによって自切をしたりしたり、レオパードゲッコー同士が喧嘩をして尻尾を噛み切ってしまったりすることがあります。

レオパードゲッコーは、尻尾に栄養を蓄えます。

尻尾が切れるとストレスにより、体調を崩して弱ったり餌を食べなくなったりして命に関わります。

感染症のリスク

レオパードゲッコーを多頭飼いしており、1匹が病気になると他のレオパードゲッコーに感染が広がる可能性があります。

レオパードゲッコーを多頭飼いする方法と注意点

レオパードゲッコーを多頭飼いしたい方、チャレンジしたい方もいるでしょう。

そこで、レオパードゲッコーを安全に多頭飼いする方法と注意点を紹介します。

オス同時は多頭飼いしない

自然界のレオパードゲッコーは、ハーレムを作っています。

1匹のオスに対し、何匹のメスがいる環境です。

そのため、レオパードゲッコーのオスは縄張り意識が非常に強いです。

オス同士のレオパードゲッコーを多頭飼いすると、争う可能性が極めて高いです。

自然界では争いをしてもどちらかが逃げられますが、同じゲージで飼っていると逃げられません。

怪我をしたり、どちらかが命を落とす可能性が高いため、オス同士のレオパードゲッコーは絶対に多頭飼いしないようにしましょう。

オスとメス同士も多頭飼いNG

オスとメスのレオパードゲッコーで、メスが繁殖できる大きさではない場合でも、オスがメスを追いかけ回す可能性があります。

メスが怪我をしたり、ストレスで自切したり、餌を食べず弱ってしまうことがあります。

さらに、飼い主さんが知らない間に抱卵してしまい、卵詰まりを起こすことがあります。

また、産卵したものの産卵場所が整っておらず、オスが卵を転がす転がしてしまうなどトラブルが起こる確率が高いです。

繁殖目的でオスとメスのレオパードゲッコーを多頭飼いする方は良いですが、相性を確認する必要があります。

繁殖目的の場合は、交配後に別のケージに戻さなければなりません。

多頭飼いオスメス同士にする

レオパードゲッコーの多頭飼いは、相性が良いメス同士がおすすめです。

90CM以上の大きなゲージを使って、2匹が動き回れるようにしましょう。

また、レオパードゲッコーの数よりも、シェルターが数多く設置することがポイントです。

同じシェルターに入ることもありますが、万が一争いが起こった時に逃げられるように、複数のシェルターを入れておきましょう。

また、置き餌すると、一方のレオパードゲッコーが餌を食べられないことがあります。

1匹ずつピンセットで食べさせる、餌の時だけ別々の場所にするなど工夫しましょう。


レオパードゲッコーの多頭飼いをするなら注意が必要

多頭飼いをすることで、自然界でレオパードゲッコーはどのような生活をしているのかを観察できます。

単独飼育とは異なる魅力があり、複数のレオパードゲッコーが寄り添っている姿を見ると癒されます。

しかし、トラブルが起こる可能性が極めて高く、多頭飼いはおすすめできません。

どうしても多頭飼いをしたい時には、相性が良いメス過ごしにするか、繁殖目的の場合は交配後に別々のケージで飼育しましょう。

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