フクロモモンガが動かない、元気がないと、命にかかわるのではと不安を覚えるものです。
実際、フクロモモンガが動かない場合は命にかかわる状態の場合もあるため注意しなければなりません。
そこで、フクロモモンガが動かない原因として考えられる病気を紹介します。
フクロモモンガが動かない原因①骨折/脱臼
脚が動かない場合、爪が伸びすぎて布や床に引っかかり、骨折や脱臼している可能性があります。
また、多頭飼いをしている場合、フクロモモンガ同士が喧嘩をして怪我をすることがあります。
ほかにも、爪切りの際に保定方法を誤って骨折させたり、フクロモモンガを落下させるなども脚が動かない原因です。
フクロモモンガは外科的手術が難しいので自然治癒させることが一般的ですが、抗生剤の使用や運動制限が必要です。
抗生剤が原因で腸の動きが鈍くなるケースがあるので、抗生剤と同時に乳酸菌製剤を与えます。
・後肢麻痺
・脾臓肥大
・骨髄性白血病
・骨折
・脱臼
・落下事故
・外傷
フクロモモンガが動かない原因②自咬症による傷の痛み
自然界に居るフクロモモンガは、通常群れで生活します。
しかし、ペットのフクロモモンガは1匹で飼育されることが多く、ストレスで自分の体を傷つける場合があります。
傷ついた箇所は抗生物質などを使用して治療しますが、ストレスの原因をなくさなければ再度自咬症を引き起こすでしょう。
できれば、仲間のフクロモモンガをもう1匹飼うことを検討しましょう。
難しいのであれば、飼い主さんがコミュニケーションを取り、少しでもストレスを緩和する必要があります。
フクロモモンガが動かない原因③ショック状態
ショック状態とは、血圧低下が原因で臓器機能不全や細胞の酸素欠乏症を引き起こした状態です。
特に、酸素欠乏によって脳が損傷を受け、脳死することもあります。
食欲不振から飢餓状態になり、低血糖を引き起こしショック状態になるケースがあります。
命にかかわる重篤な状態のため、すぐに獣医師の診察を受けましょう。
【ショック状態を引き起こす食欲不振の原因はこちらの記事をチェック】⇒⇒
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クロモモンガが動かないときは原因を知って治療しよう
フクロモモンガは比較的丈夫な動物であり、飼育方法を誤らなければ病気になりにくいです。
しかし、エサの内容やストレスなどで病気になる可能性があります。
病気の原因
・フクロモモンガ用の餌を与えない
・餌を適正量与えない
・過度のストレスを与え続ける
フクロモモンガは栄養バランスの乱れが原因の病気が多いため、バランス良く餌を与える必要があります。
なお、フクロモモンガが動かない場合、まずは獣医師の診察を受けましょう。
ショック状態になってしまうと、手遅れになる場合があります。
「一旦様子を見よう」「餌が悪かったのかも」など自己判断せずに、専門医に診断してもらうことが大切です。
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