うさぎの臭腺はどこ?臭腺のケアとニオイ対策について

うさぎの臭腺はどこ?臭腺のケアとニオイ対策について

うさぎから独特のニオイがするときや、くさいと感じる場合、臭腺からニオイを出している可能性が高いです。
そこで、うさぎの臭腺はどこにあるのか、臭腺のケアや臭腺が原因のニオイの対策方法を紹介します。


うさぎの臭腺はどこ?

うさぎの臭腺は3カ所あります。

①顎の下にある「下顎腺(かがくせん)」
②肛門にある「肛門腺(こうもんせん)」
③肛門の脇に対にある「鼠経腺(そけいせん)」

特に見やすいのは、顎の下にある臭腺です。

臭腺が原因!うさぎの糞のニオイがいつもと違う

うさぎの盲腸便は栄養が詰まっていることもあり、ニオイを発することがあります。
しかし、コロコロした糞は基本的にニオイがありません。

コロコロの糞からニオイがする場合、臭腺から出る分泌物が付着している可能性があります。
特にオスのうさぎは臭腺の分泌物を付けることがあり、部屋を散歩させているときに臭腺の分泌物が付いた糞を部屋中にすることがあります。

うさぎを𠮟っても、本能による行動なのでやめさせることは難しいでしょう。
叱ることで、飼い主さんとうさぎの信頼関係に悪影響を及ぼすため注意が必要です。

なお、急に糞がくさくなった場合は臭腺の分泌物ではなく病気が原因の可能性があるため、気になる場合には動物病院を受診しましょう。

うさぎのメスも臭腺の分泌物を付けることがある

オスのうさぎだけでなく、メスのうさぎも臭腺から出る分泌物を付けてマーキングをします。
うさぎのメスは、出産した際に子供のうさぎに顎の臭腺をこすり付けて、自分のニオイをつけることで「自分の子供だ」と認識します。

うさぎのニオイ対策!臭腺をケアしよう

うさぎの糞や体から独特のニオイがする場合は、臭腺をチェックしてケアすることが大切です。
そこで、うさぎのニオイ対策と臭腺のケア方法を紹介します。

うさぎのニオイ対策

臭腺の分泌物や排泄物を放置するとニオイの原因になるだけではなく、うさぎの体についている場合には皮膚炎を起こします。
そのため、うさぎの毛についている汚れはブラッシングをしましょう。

うさぎはお風呂に入る必要はなく、濡れることで強いストレスを感じてしまいます。
毛が汚れている箇所だけ、ぬるま湯やウサギ用のシャンプーを使ってきれいにしてあげましょう。

うさぎの臭腺のケア方法

うさぎの臭腺に、茶色や黒の分泌物が溜まることがあります。
目に見える場合は、ぬるま湯で湿らせた柔らかいタオルを使い、丁寧に取り除きましょう。

ただし、硬くなりこびりついている場合には無理に剥がすと皮膚が炎症を起こします。
臭腺の分泌物を取れないときには、無理をせず動物病院でケアしてもらうことが大切です。

マーキングを減らす方法

うさぎが臭腺の分泌物を付けてマーキングする場合や、おしっこを飛ばす場合は、きれいに掃除をすることが一般的です。
しかし、うさぎにとっては、掃除をすることで自分のニオイが消えてしまうことになります。

マーキングは、自分の縄張りを主張するため、縄張りを守ろうとするための行為です。
うさぎは、自分のにおいがなくなると不安を覚え、マーキング行動が強くなることもあります。

そのため、部分的に掃除を徹底しない場所(うさぎのニオイが強い場所)を設けてあげましょう。
必要最低限の掃除にとどめます。

また、うさぎは鼻が効くため、自分以外の強いニオイを不快に感じてマーキング行動が強くなることが多いです。
芳香剤や香水などを使わないようにすることも大切です。


うさぎの臭腺のケアをしながらニオイ対策も工夫しよう

うさぎの臭腺から出る分泌物は、ニオイを発するだけではなく臭腺に溜まることもあるためケアをしなければなりません。
部屋のニオイ対策と、うさぎの臭腺のケアを行い、うさぎも飼い主さんもストレスなく暮らせるように工夫しましょう。

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