モルモットは、犬や猫、ウサギなどの動物と同じく人気を集めているペットです。
モルモットは散歩に行かなくても良い、静かで飼いやすいということから、これまで犬や猫の飼育をあきらめていた方でもペットとして迎えやすいです。
しかし、モルモットがかかりやすい病気もあり、そのひとつがソアホックです。
意外と危険なソアホックとはどのような病気なのか、モルモットがソアホックになる原因と、予防法を紹介します。
モルモットのソアホックとは?
「ソアホック」とは、足の裏の皮膚が炎症を起こし、潰瘍ができる病気です。
モルモットの後ろ足の、かかと周辺に不可がかかり、毛が抜けてしまい皮膚が傷付きやすくなることが原因です。
重症化すると、炎症が骨に伝わり、細菌感染を引き起こすこともあります。
モルモットは足の皮膚が傷付きやすいため、足に負担がかからないようにしなければなりません。
モルモットがソアホックになる主な原因
モルモットのソアホックの主な原因は、足への負担です。
足へ負担がかかるとは、どのような状況なのでしょうか。
●床に長時間座っている
●何かが原因で毛が抜け落てしまった
●生まれつき毛が薄い
●排泄物が足裏にこびりつく
●爪が伸びていて、かかとに体重がかかりやすい
当てはまる原因が1つでもある場合は、すぐに対応しましょう。
モルモットのソアホックを防ぐ方法
モルモットがソアホックにならないために、予防をしましょう。
柔らかいマットを使う
モルモットのケージの床が固いと、足に負担がかかりソアホックの原因になります。
そのため、ケージの中はスノコのままではなく、柔らかいマットを敷いてあげましょう。
ケージを清潔にする
モルモットの排泄物が足につくと、ソアホックの原因になります。
不潔な状態にしていると、ソアホック以外の病気の原因にもなるため、トイレは最低1日1回、ケージは2週間に1回、しっかり清掃しましょう。
モルモットの爪を切る
モルモットも爪切りをしなければ、爪が伸びてしまいます。
爪が伸びると足のかかと周辺に体重がかかるため、毛が抜けて皮膚が炎症を起こし、ソアホックになることがあります。
モルモットが使えるサイズの爪切りで、定期的に爪を切りましょう。
血管を傷つけることがないよう、伸びている部分だけを切ることがポイントです。
ライト付きで、血管が透かして確認しながら切れるものも販売されています。
なお、モルモットが暴れるときには無理に抑えたり強く抱っこしたりせず、動物病院で爪切りをしてもらうことが大切です。
骨折や命にかかわる怪我をするリスクがあるため、無理をしないようにしましょう。
モルモットのソアホックの原因を特定して対処しよう
モルモットのソアホックは、進行すると完治までに時間がかかります。
モルモットがソアホックの治療中や、予防するためにはマットを敷く、爪を切る、ケージを清潔にすることが重要です。
飼育環境を整えて、モルモットのソアホックを予防・治療しましょう。
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