うさぎとフェレットは体の大きさが同じくらいで、見た目の雰囲気、可愛らしさも似ていると感じる方が多いでしょう。
そのため、「どっちかを飼いたいが、どっちが良いか決められない」「うさぎとフェレットの飼い方の特徴や違いを知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
そこで、うさぎとフェレットどちらも扱うペットショップで働いていた元店員(うさぎ2羽飼育)が、飼いやすさや飼い方の特徴を紹介します。
うさぎとフェレットどっちが飼いやすい?生態について
うさぎとフェレットどっちが飼いやすいのかを判断するために、まずはそれぞれの生態から見ていきましょう。
フェレットの性格と特徴
フェレットは人懐っこく、賢いためしつければ芸をすることもあります。
また、ケージの隅に排泄をする習性があるため、トイレをしつける必要はありません。
ただし、強い体臭があること、半年に1回ワクチンを打たなければならないことが特徴です。
さらに、フェレットは糞はうさぎのようにコロコロしておらず、排泄物の臭いがキツイです。
定期的にお風呂に入れる必要があります。
うさぎの性格と特徴
うさぎは体臭がなく、糞はコロコロしておりほとんどニオイがありません。
フェレットのようにワクチンを打つ必要もないため、健康診断や様子がおかしいと感じたときにだけ動物病院に行けば良いため、比較的楽です。
ただし、うさぎは夜行性のため夜に動き回ったり、トイレをしつけるまでに時間がかかったりします。
うさぎは、体が汚れていなければお風呂に入れる必要はありません。
うさぎとフェレットの特徴の違い
フェレットのほうが餌の価格が多少高く、ワクチンが必要なため若干お金がかかります。
また、ニオイに関してもフェレットのほうが強いです。
そのため、飼いやすさだけでいうと、フェレットよりうさぎのほうが飼育しやすいでしょう。
うさぎとフェレットどっちが病気になりやすい?
うさぎとフェレットどっちが病気になりやすいかといえば、生体によって異なります。
ただし、うさぎに関しては雑種のミニウサギであれば体が強いとされています。
我が家のミニウサギは保護うさぎであり、劣悪な環境で過ごしていましたが、9歳で亡くなるまで大きな病気はしませんでした。
フェレットについては、睾丸の病気にかかりやすい傾向があります。
うさぎもフェレットも、定期的な健康診断や、常に変化がないかチェックしておきましょう。
うさぎとフェレットはどっちも飼いやすい
うさぎとフェレットは飼い方や特徴が似ていると感じる方が多いですが、実際には飼い方も特徴も異なる動物です。
それぞれ、どっちが飼いやすいか、自分の性格に照らし合わせて選びましょう。
うさぎの飼育が向いている人
●排泄物の処理しやすさを重視する人
●ニオイが少ない動物を飼いたい人
●ペットとのスキンシップはとらなくても良い人
フェレットの飼育が向いている人
●こまめに世話をしたい人
●ペットと積極的にスキンシップを取りたい人
●ニオイは気にしない人
うさぎとフェレットいずれも、簡単に飼えるわけではありません。
基本的な飼育方法を理解したうえで、毎日お世話と健康管理をかかさないようにしましょう。