フクロモモンガがかかりやすい病気4つ!赤ちゃんと大人など年齢別に紹介

フクロモモンガがかかりやすい病気4つ!赤ちゃんと大人など年齢別に紹介

フクロモモンガには、かかりやすい病気があるため、しっかり観察して病気を予防し、定期的に健康診断を行うことが大切です。

そこで、フクロモモンガの赤ちゃんを飼う場合、大人のフクロモモンガを飼う場合など、年代別にかかりやすい病気を紹介します。

フクロモモンガがかかりやすい病気4つ

フクロモモンガのかかりやすい病気として主に3つ挙げられます。

①白内障

フクロモモンガの眼の中心部分の水晶体が濁ります。
白内障は遺伝性疾患の可能性が高い病気です。

特に、赤ちゃんのフクロモモンガの場合は遺伝性白内障の可能性が高いでしょう。
フクロモモンガ瞳が白っぽく濁ったら、すぐに病院を受診しましょう。
フクロモモンガの白内障は完治するのが難しいため、進行しないように治療を行います。

②腫瘍

フクロモモンガに腫瘍ができるケースは少ないですが、大人~シニア期に腫瘍ができる場合があります。
遺伝的な腫瘍が多く、腫瘍ができると手術は困難なため、免疫力をあげながら進行を遅らせます。

③自咬合

怪我をした際に、違和感を取り除くために齧りすぎる病気です。
特に、脚の先を齧ることが多く、ストレスが原因の場合もあります。

精神安定剤を利用し、傷を縫う手術をすることもあります。

④骨折

フクロモモンガは、飛膜を利用して空を飛びます。
鶏とは異なり、木と木の間を飛ぶことが特徴であり、高い場所から飛んで骨折することがあるため注意しましょう。

遊ぶ場所には柔らかいクッションを置くことが大切です。

フクロモモンガの赤ちゃんや大人の病気の治療費用

フクロモモンガの治療費用は、病気や怪我の程度によって異なります。

例えば、自咬合の場合は投薬治療が3000円~5000円、手術が必要になれば2万円~5万円です。
骨折をした際、手術を受けなければならず、手術費用は2万円~5万円が目安です。

フクロモモンガの年齢別のかかりやすい病気

フクロモモンガの平均寿命は10年ほどであり、小さな動物の中では長生きです。
フクロモモンガの命にかかわる主な病気を、赤ちゃん・大人など年齢別に紹介します。

赤ちゃんのフクロモモンガ(0ヶ月~6ヶ月)

フクロモモンガの赤ちゃんがかかりやすい病気として、コクシジウムが挙げられます。
コクシジウムと呼ばれる寄生虫が原因で成長が遅れたり下痢をしたりといった症状が出ます。
投薬治療で駆除することが一般的です。

青年期のフクロモモンガ(6ヶ月~2歳)

青年期(成長期)のフクロモモンガが栄養不足に陥り、栄養性疾患になることがあります。
フクロモモンガの栄養バランスが崩れると、脱毛や震え、骨折などの症状が起こるため十分注意が必要です。
フクロモモンガは偏食をする傾向にあるため、バランス良く食事を与えることが非常に重要です。
偏食させないことが長生きのポイントにもなります。

大人のフクロモモンガ(2歳~8歳)

大人のフクロモモンガは、ストレスが原因で脱毛症になることがあります。
騒音、環境の変化が原因で脱毛症になるため、フクロモモンガが安心して過ごせる環境を整えましょう。

シニア期のフクロモモンガ(8歳以上)

シニア期のフクロモモンガは、クル病になることがあります。
クル病は、カルシウム不足、ビタミン不足、日光不足が原因で起こる病気です。


赤ちゃんも大人のフクロモモンガも餌と生活環境に配慮することが大切

赤ちゃんのフクロモモンガ、大人のフクロモモンガ共に、栄養バランスが良い食事、日光浴、ストレスのかからない環境を作ることが健康維持のポイントです。

フクロモモンガの健康を守るためにも、フクロモモンガの年代別にかかりやすい病気に注意して健康管理をしましょう。

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