ウーパールーパーは単独飼育が一般的です。
しかし、ポイントを押さえれば同じ水槽で複数飼育することも可能です。
ウーパールーパーは共食いするのかや、複数飼育のコツを紹介します。
ウーパールーパーは共食いする
残念ながら、小型のウーパールーパーは共食いしますです。
小型のウーパールーパーは他の生物に狙われやすく、それに対抗するために急成長する能力を持っています。
自然界の厳しい競争を生き抜くため、食べられるものは何でも食べ、兄弟も成長の糧とします。
そのため、小型のウーパールーパーを複数飼育することはできません。
約15cm以上なら共食いを防げることも
ウーパールーパーは大きくなればなるほど何も食べなくなるため、成魚であれば同じ水槽で多頭飼いができます。
目安は15cm以上。
これより小さくすることも可能ですが、共食いが起こりやすくなります。
ウーパールーパーの共食いを防ぐ方法!多頭飼いのコツ
ここからは、ウーパールーパーを多頭飼いする際に注意したいこと、共食いを防ぐ方法を紹介します。
餌は毎日与える
ウーパールーパーの多頭飼育で大切なことは、飢えを防ぐことです。
お腹を空かせすぎないよう、最低でも1日1回はエサを与えましょう。
食欲を抑える
ウーパールーパーは空腹になればなるほど、反射的に食べようとします。
自然界では小魚や昆虫を食べるため、お腹が空けば食べるチャンスに飛びつきます。
そのため、毎日の餌やりが共食いを防ぐ最も重要なポイントになります。
たまにしか餌を与えない場合、他のウーパールーパーの手足やエラが目の前を通ると「餌だ! 食ってやる!」
と、他のウーパールーパーに噛みつきます。
メダカや生き餌は与えない
ウーパールーパーにメダカが与えられることがありますが、普段からエサを与えていると、目の前を何かが通るとエサと勘違いして反射的に食べてしまいます。
そのため、メダカやエビなどの動く生き餌は与えないようにしましょう。
こまめに水換えをする
水換えの頻度は、ウーパールーパーの数に比例して増やすようにします。
例えば、もともと45cmの水槽で1匹飼育していて、週に1回水換えをしていたとします。
ウーパールーパーを1匹増やせば排泄量は2倍になるため、単純に水換えの頻度は2倍……つまり、週2回の水換えが必要になります。
強力なフィルターを設置する
成体のウーパールーパーは排泄量が多く、複数のウーパールーパーがいるとかなり水を汚してしまいます。
外掛け式フィルターやドロップインフィルターではパワー不足で、水カビの原因になりやすいでしょう。
生体に適した濾過器を使用する必要があり、能力を超える場合はこまめな水換えが必要です。
複数のウーパールーパーを飼育する場合は、オーバーヘッドフィルターや外部フィルターなどの強力なフィルターを使用する必要があります。
小さいウーパールーパーは共食いの危険がある|大きくなったら検討しよう
小型のウーパールーパーは、多頭飼いしたくなるような可愛らしさがあります。
しかし、ウーパールーパーは共食いをする生き物で、小さいほど危険です。
どうしてもウーパールーパーを複数飼育したい場合は、セパレーターで分けるのが良いでしょう。