丸い体にとげがあり、丸い目が特徴のハリネズミとはどんな生き物なのでしょうか。
今回はハリネズミはどのくらいの大きさなるのか、成長後のサイズや、寿命などの基本情報を紹介します。
ハリネズミの大きさ(サイズ)や重さ
ハリネズミの大きさは種類にもよりますが、成犬で体長約20cm。
体重は約250g~600gと幅があります。
ペットのハリネズミの寿命
ハリネズミの平均寿命は2~5年といわれています。
ペットとしてはまだまだ発展途上の生き物なので、あくまでも目安として考えたほうがよいでしょう。
ハリネズミをペットとして飼うときの注意
ハリネズミはペットとしての歴史が浅く、今でも飼育している人は多くありません。
そのため、ペットとして飼うための情報や飼育用品が少ないのも事実です。
ハリネズミを飼う際には、情報が少ないことを念頭に置き、ハリネズミの生態に詳しい人に問い合わせたり、コミュニティに参加するなどして、お迎えした後もハリネズミの生態を学ぶ必要があります。
生体を厳選する
ハリネズミは日本ではまだほとんど飼育されておらず、生きているハリネズミの多くは輸入品として販売されています。
海外からの個体は長旅で免疫力が低下しており、弱っていたり病気になっている個体もいます。
購入後に体調を崩して動物病院を訪れる飼い主も多いです。
そのため、生体選びは慎重に行う必要があります。
ペットショップなどの店舗は、ハリネズミが最も活発に動き回る夕方頃がおすすめです。
下記のポイントを参考に健康状態をチェックしてみてください。
・元気にしているか?
・お尻周りは綺麗ですか?
・目ヤニに輝きはあるかないか?
・針(毛)はきれいか?
・鼻水やくしゃみはしていないか?
・持った時に重さを感じるか?
朝や日中は寝ているのでわかりにくいですが、一番活動的な夕方以降も寝続けている場合は体調に問題がある可能性があります。
また、下痢をしている、痩せている、鼻水や目やにが出ているなどの場合は弱っている可能性があるので購入は控えましょう。
“夜行性 “であることを理解する
ハリネズミは夜行性の動物です。
午前中から一日の大半を寝て過ごし、夕方から明け方にかけて活発になります。
私たちとは生活パターンが逆なので、日中は静かな環境に置き、眠りを妨げないようにするのがベストです。
ハリネズミは夜活動するので、日中仕事で留守にしていても、夜間の世話さえしっかりしていれば、十分な数のハリネズミを飼うことができます。
夜行性のハリネズミと暮らすのは、夜は静かに過ごしたい人や、ワンルームなど部屋とハリネズミを分けられない住環境の人には難しいかもしれません。
夜行性で有名なペットのハムスターでさえ、同じ部屋にいると夜間の活動音が気になることもあるそうです。
ハリネズミはハムスターより大きさがあるので、夜間の活動がうるさいと感じる人は多いでしょう。
トイレを覚えてない
ハリネズミはトイレを覚えることができません。
ケージのあちこちに排泄するので、毎日の掃除は欠かせません。
掃除をしないと、不衛生な環境で病気に感染する危険性があります。
また、ケージから出すと自由に排泄するので、散歩中や散歩後にきれいにしてあげる必要があります。
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事前に動物病院を調べておく
ハリネズミを診療できる動物病院は限られています。
“エキゾチックアニマル “を扱っている動物病院であれば比較的治療が可能です。
受診できる動物病院を事前に調べておくことが肝心です。
遠方になる可能性もあるため、念のため交通経路を確認し、ハリネズミを運ぶキャリーケースを用意しておきましょう。
また、遠方の場合は連れて行く前に動物病院に連絡し、長時間の移動になることを伝え、獣医さんに相談しましょう。
ハリネズミの大きさや飼い方の注意点を理解しよう
ハリネズミはまだペットとして発展途上のため、ブリーダーの数も情報量も少なく、飼う前に必要な知識を身につけ、ハリネズミの性質や習性を理解しておくことが大切です。
ハリネズミがどのような動物なのか自分の目で確かめたい方は、ハリネズミのいるカフェを訪れることから始めてみてはいかがでしょうか。
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