ハリネズミにはトゲトゲの針がありますが、”針が刺さると痛いのかな?”、”触っても良いのかな?”と疑問に思う方も多いと思います。
ペットを飼うからには抱っこしたいですよね。
今回はハリネズミの針は刺さると痛いのか、上手な抱き方について解説します。
ハリネズミの針を理解し、抱っこしてみましょう。
ハリネズミの針は痛い?刺さる?
結論から言うと、針が立っていると刺さることがあり、痛いです。
ハリネズミの針は敵から身を守るためにあるのであって、常に刺さるわけではなく、刺さるのは針が立っているときだけです。
ハリネズミが針を突き立てるのは、警戒しているときや驚いているときです。
そのため、落ち着いているときは撫でたり抱っこしたりすることができるでしょう。
ハリネズミの針は攻撃用ではないため、基本的に飼い主さんに向けることはありません。
ハリネズミが警戒しているときに触ろうとすると、ハリネズミはさらに針を突き出すため、そっとしておいてあげましょう。
注射針のように鋭くとがっているので要注意。
刺さると出血することもあります。
ハリネズミの針の役割は?
ハリネズミの針の役割は、自然界で捕食者から身を守ることです。
そのため、針は針のように非常に硬く鋭いです。
ハリネズミの針は、髪の毛や爪と同じようにケラチンというタンパク質からできています。
外敵から身を守るため、体毛を硬くして針状にしているのです。
ハリネズミの針には毒はありません。
抜けた針を持ってみるとわかるが、曲げてみると弾力があり、爪のようにとても軽いです。
それでも刺さると痛いため、外敵から身を守ることができるのです。
ハリネズミは赤ちゃんの頃から針が生えている
赤ちゃんに針が生えていると、生まれたときに引っかかったり、お母さんハリネズミを傷つけたりしないか心配になりますよね。
実はハリネズミの赤ちゃんは胎内にいるときから針を持っています。
しかし、母体を傷つけない仕組みがあります。
母親の胎内にいるときや生まれたばかりのときは、針が刺さらないように薄い皮膚に包まれています。
赤ちゃんがお母さんの子宮の中にいるときや生まれたばかりのときは、針は柔らかく、刺さりません。
針を覆っている薄皮が縮んで針が出てくると、徐々に硬くなります。
針が刺さるのを防ぐ!ハリネズミの上手な抱き方
まずは、ハリネズミに飼い主さんの匂いを覚えさせることです。
ニオイを覚えることで、自分に慣れてびっくりしにくくなります。
ゆっくりと鼻先に指先を当てて匂いを嗅いでみましょう。
また、飼い主さんと同じ匂いの服をケージに入れるのも効果的です。
慣れるには時間がかかりますため、毎日少しずつ慣らしていきましょう。
お腹の下からそっとすくい上げる
両手をハリネズミの体の横からお腹の下にそっと入れます。
手を入れることができたら、ゆっくりと上げていきます。
このとき、落とさないように注意してください。
上まで上げられると、手の上を歩く子もいるため、進行方向に渡れるようにもう1本あると良いですね。
そのまま膝の上に乗せる、部屋の中を探検させても良いでしょう。
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手に乗せる
すくう方法とは別に、ハリネズミを手の上に乗せる方法もあります。
鼻先で手の匂いを嗅ぎ、開いた手のひらに乗ってくるのを待ちます。
後ろ足でしっかり押さえてから持ち上げます。
慣れない子は手の上に乗らずに違う方向を向くことがあるため、慣れさせるか、すくい上げます。
手の上で寝る
慣れたハリネズミの場合、手の上に影を作ってあげるとそのまま寝てくれることがあります。
ハリネズミは暗くて狭い場所が好きなため、手の上にそっと覆いかぶさってあげましょう。
ハリネズミを抱っこするときの注意点
ハリネズミが見えない位置(後ろなど)から触ったり、急に触ったりすると驚いてしまうので注意しましょう。
また、長時間触るとストレスになりますため、毎日少しずつ行ってください。
さらに、針が刺さってケガをしないように、背中を触るときは針の向き(毛の流れ)を意識すると安心です。
寝ている針の横を触るイメージです。
抱っこに慣れない子は慣れない
個体差は大きいですが、抱っこに慣れない子はいつまでたっても慣れません。
ハリネズミは、もともと臆病で用心深い生き物です。
慣れていない子を無理に触るのはストレスになるのでやめましょう。
時間はかかるかもしれませんが、匂いを覚えさせておくと慣れてくることが多いため、焦らないようにしましょう。
どうしても必要なときは手袋を使う
ケージの掃除や病院に連れて行くためにハリネズミをを持ち上げなければならないときは、手袋か厚手のタオルを使いましょう。
薄い綿の作業用手袋は針に刺されることがあるため、革の手袋をした方が安全です。
ハリネズミの針は刺さると痛い!上手に触れ合おう
臆病で警戒心が強い動物なので注意が必要ですが、慣れれば抱っこしたり撫でたりすることができます。
大切なのは、優しく抱っこすること、少しずつ慣れさせることです。
ハリネズミの抱き方を参考にして、触れ合いにチャレンジしてみてください!
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