コーンスネークを繁殖させたい!発情期はいつ?安全な繁殖方法

コーンスネークを繁殖させたい!発情期はいつ?安全な繁殖方法

コーンスネークはいくつもの種類のモルフが流通しており、繁殖をしやすいです。

コーンスネークを飼育している方のなかには、繁殖にチャレンジしてみたいと考える方も多いでしょう。

コーンスネークは、若いオスとメスのペアを用意すれば高い確率で繁殖を成功させられます。

そこで、コーンスネークの繁殖方法と、孵化してからの飼育環境などを詳しく解説します。


コーンスネークの発情期はいつ?繁殖のタイミング

自然界のコーンスネークは、春から夏にかけて繁殖をすることが一般的です。

コーンスネークは、冬眠から目が覚めて繁殖をする習性があるたです。

ペットとして1年間同じ環境のなかで生活をしていると、繁殖行動をしないことが多いでしょう。

そのため、少し温度低くして、照明を当てる時間を10時間ほどにします。

なお、温度が低いと消化不良を起こしたり、ストレスを溜めたりするため十分に注意が必要です。

コーンスネークを自宅で繁殖させる方法

コーンスネークを自宅で繁殖させるためには、メスの育て方、クーリング、ペアリングなどのステップを踏みます。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①メスを健康に育てる

コーンスネークの繁殖にチャレンジしたい場合には、ペアで揃えなければなりません。

ただし、メスとオスで発情期や繁殖に適した年齢が違います。

メスは適齢期は生後3年程度、オスは生後2年程度です。

そのため、同じ時期にペアのコーンスネークの赤ちゃんを購入して育てている場合は、オスが適齢期だったとしてもメスが適齢期になるまで待つ必要があります。

若いメスを見せて繁殖をすると、栄養が卵に取られて衰弱したり、卵が小さくしなかったり、遺伝子疾患を持ったりすることがあります。

繁殖をしたい場合には、最初にメスを購入して健康に育てたうえで、オスを探すと良いでしょう。

適齢期のコーンスネークが販売されていることもありますが、コーンスネークを飼育したことがない場合には、自分で育てたコーンスネークで繁殖にチャレンジするのがおすすめです。

②クーリングをする

適齢期のオスとメスのコーンスネークを揃えたら、秋から春にかけてクーリングをします。

クーリングは、冬眠のことです。

クーリングをしなければ発情しないことがあるため、クーリングが必要です。

クーリングは、下駄箱を使用して以下のように行います。

1.下駄箱の最低温度・最高温度を記録しておく
2.最高温度が15度以下になるまで待つ
3.12月くらいに最高温度が15度以下になったらヒーターを外す
4.ゲージの位置を移動させつつ1週間程度かけて徐々に温度を下げる
5.15度の程度まで温度が下がったら下駄箱に入れる
6.1か月程度放置する
7.1か月経過したら1週間かけて元の温度に戻す

クーリングができていたら元の温度に戻し、オスとメスを合わせると発情します。

ただし、初めてコーンスネークの繁殖にチャレンジする場合や、慣れていない場合には、クーリングをしない方が良いでしましょう。

何もせず、春になれば繁殖するケースもあります。

⇒⇒【関連記事】
コーンスネークは冬眠失敗で命を落とすことも!冬眠させない方法を紹介

③ペアリングと産卵

クーリングをする、もしくは春になったら、オスをメスのゲージに入れましょう。

狭いゲージでなければ、ぺアリング用に別のゲージを用意しなくても問題ありません。

一晩放置して、翌朝別々のゲージに戻しましょう。

一晩で成功していることが一般的です。

④コーンスネークの産卵個数

コーンスネークは、1回で10~20個程度を産卵します。

約40日程度で脱皮をしてから、脱皮後1週間後を目安に産卵します。

産卵場所として、ウェットシェルターを用意しましょう。

ウェットシェルターは、コーンスネークの全身が入るように20CMほどのものを用意します。

産卵を確認できたら、親のコーンスネークから卵を隔離します。

メスは産卵をした後攻撃的になるため、十分に注意が注意しましょう。

生まれたばかりの卵は非常に柔らかく取り出すのが危険のため、時間が経過して少し乾燥して固くなってから回収します。

正しい環境下でコーンスネークの繁殖にチャレンジしよう

コーンスネークが産卵した後、温度が高いと早く孵化しますが、亡くなったり遺伝子疾患で奇形になったりするケースが多いため注意が必要です。

適切な湿度と温度で管理をすれば、50日ほどで卵が孵化し、健康なコーンスネークが生まれます。

孵化が近くなると卵が膨らみ亀裂が入ります。

生まれたばかりの子供は、脱皮が終わったら餌を食べるようになるため、小さなサイズのピンクマウスも準備しておきましょう。

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