アマガエルは、周辺の色に合わせて身体の色が変わることがあります。
しかし、どのような身体の仕組みでアマガエルが色が変わるのでしょうか。
そこで、アマガエルの色が変わる理由と、身体の仕組みなどを紹介します。
アマガエルは何色に変わる?
アマガエルは、以下の色が変わることが可能です。
●黄緑
●茶色
●灰色
●白色
例えば、アマガエルが葉っぱの上に居るときは黄緑色、土の上にいるときには茶色に変わるのです。
アマガエルの身体の色が変わる仕組み
アマガエルの皮膚は、黄色素胞、虹色素胞、黒色素胞の三層になっています。
なかでも、虹色素胞の構造により、光を反射します。
アマガエルは、虹色素胞そのものの色が変わることはありません。
アマガエルが暗い場所で黒っぽくなる、明るい場所で白色になるのは、黒色素胞の中で暗い色が広がって黒っぽくなったり、集まって明るい色になったりするためです。
黄色素胞、虹色素胞、黒色素胞の三層が、光を反射または吸収することで、色が変わる仕組みです。
なお、アマガエルの色が変わる理由はある程度解明されていますが、すべて解明されているわけではありません。
アマガエルの色が徐々に変わる理由
アマガエルの色は、ホルモン(メラニン細胞刺激ホルモン)の作用で制限されるため、ゆっくり時間をかけて色が変わるのです。
神経で制御されるため、瞬時に色が変わることはありません。
アマガエルは見えた色によって身体の色が変わる
アマガエルは、自分が見た情報を基に、体の色が変わることが特徴です。
なお、アマガエルは暗い場所でも色を判別する細胞を持っています。
そのため、暗い場所で人間には判断できない場合でも、身体の色が変わることができるのです。
ペットとして飼っているアマガエルは、観葉植物や床材の色に合わせて身体の色が変わることがあります。
アマガエルの色が変わる仕組みを知ることで、より楽しく観察できるでしょう。
⇒⇒【こちらの記事もオススメ】
アマガエルの毒性は危険?毒性の強さと触れた後の対処法