アオジタトカゲは爬虫類です。
爬虫類は人や物事に慣れることはあっても、執着することはないと言われています。
本当にアオジタトカゲは人に慣れないのか、アオジタと仲良くなる方法、懐くのかどうかを解説します。
アオジタトカゲは人に慣れない?
アオジタトカゲが頭を撫でてくれと言ったり、甘えてきたりすることはありません。
残念ながら、名前を呼んだり芸を覚えたりすると寄ってくるタイプの動物ではありません。
しかし、アオジタトカゲは人に慣れます。
なつくことはなくても、慣れてくれるので飼いやすいでしょう。
飼い主と他人を判別する
人の隣で寝たり、人と目が合うと何かを出してくれと言ったり、人によって行動が変わります。
飼い主と他人の区別ははっきりわかり、音や物の位置、人の動きもよく理解しています。
機嫌がいいときと悪いときがあり、他のトカゲに嫉妬することもあるため、観察していると感情があることがわかります。
懐くことはなくても、なかなかかわいいペットです。
アオジタと仲良くなる方法と注意点
注意点としては、アオジタトカゲはあまり触られるのは好きではないということです。
また、以下の場合もしばらくはそっとしておいて、落ち着いてから世話をしましょう。
・威嚇するような声を出し続ける
・人間と目を合わせられない
・近づくと緊張する
・健康状態が悪い
アオジタトカゲの鳴き声
アオジタトカゲは鳴きません。
発するのは警告音だけです。
相手を威嚇するときに使います。
また、気に入らないことがあると短い警告音を発します。
あまり強く握ると口笛のような音を出すことがあるため、注意が必要です。
その他の鳴き声が常に聞こえる場合は、呼吸器に何らかの問題がある可能性があります。
その場合は獣医さんに診てもらってください。
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次に、アオジタと仲良くなる方法を紹介します。
アオジタと仲良くなる方法①少しずつ触ってみよう
人間を怖がる動物は、一緒に暮らす(寝室で毎日話しかける)と早く人間に慣れます。
そのため、アオジタトカゲが慣れてきたなと感じたら、毎日1分程度触り続けると、やがて完全に慣れます。
アオジタトカゲが嫌がったら、触らずにもう少し待ちましょう。
不快に感じた時の行動
アオジタトカゲは強く抱きしめられたり、不快に感じると排尿します。
アオジタトカゲのおしっこは無臭・無色であり、すぐに取れば服は汚れません。
焦ってアオジタトカゲを落とさないように。
ウンチに関しては、与えるタイミングにもよります。
朝一度ウンチを出すと、その後一日出ないというケースも少なくありません。
部屋に出したり、抱っこしたりする前には、必ずウンチが出たかどうかを確認してください。
アオジタトカゲの抱き方
オシッコをさせないためには、きちんと抱くことが大切です。
大切なポイントは、アオジタトカゲの手足と尾の付け根を安定させることです。
胴回りをつかんだり、前足だけを手に乗せたりするのは避けましょう。
アオジタトカゲは不安定な姿勢を直そうとして暴れる原因になります。
これは信頼関係を築く上でも大切なことなため、抱くときは4本の足をしっかり支え、何があっても落とさないようにしましょう。
アオジタトカゲは着地ができません。
落とすと怪我をするため、気をつけてください。
首を持たない
特に気をつけなければならないのは、アオジタトカゲの首を持つことです。
部屋の中を歩いていて、狭い隙間にアオジタトカゲが入り込むと、ついつい首根っこをつかんで引っ張り出してしまいがちです。
確かにアオジタトカゲは頭が大きく、首も掴みやすいですが、これは非常に危険です。
アオジタトカゲは本当に暴れると背骨が折れてしまいます。
アオジタトカゲを隙間から引っ張り出すときは、必ず前足のわきの下に手を入れて引っ張ります。
暴れているアオジタトカゲを抱かなければならないときは、後ろから前足で素早くすくい上げます。
通常、一度抱いてしまえば噛み付こうとすることはまずありません。
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撫でる場所
もうひとつ気をつけなければならないのは、撫でる場所です。
慣れ親しんだアオジタトカゲは、ほとんどの場所で撫でられても噛んだり威嚇したりすることはありません。
ただし、口の両脇は例外です。
アオジタトカゲは口の周りを撫でられると反射的に口を開きます。
アオジタトカゲの攻撃
アオジタトカゲは攻撃的な動物ではありません。
一般的にキメラアオジタトカゲは気性が荒いと言われていますが、それ以外の種類は比較的穏やかです。
アオジタと仲良くなる方法②おやつをあげる
アオジタトカゲはよく食べます。
おやつは最高のコミュニケーション手段です。
また、部屋の散歩中にアオジタトカゲが隙間にはまってしまったときにも、おやつは役に立ちます。
赤レンズ豆、バナナがおすすめです。
慣れれば噛まずに必ず食べてくれますが、初めて手から与えるときは、指でつまむのではなく、手のひらに乗せてあげると事故を防げます。
アオジタトカゲは「懐く」ことはなくても「慣れてくれる」
アオジタトカゲは個体によって性格が違います。
例えば、食べ物の好みをひとつにしても、アオジタトカゲによって好き嫌いがはっきり分かれます。
部屋中を歩き回るアオジタトカゲもいれば、布団にもぐりこんで眠るアオジタトカゲもいます。
餌をあげたり、散歩に連れて行ったり、自分の飼っているアオジタトカゲを観察してみてください。