生まれたてのコーンスネークは、どのような餌を、どのくらいのペースで与えればよいのか迷う方も多いでしょう。
そこで、生後3ヶ月~成体になるまでのコーンスネークの餌のサイズや、給餌ペースを紹介します。
コーンスネークの給餌ペースが早いときと、遅いときのメリット・デメリットと、吐き戻しをした場合の対処法も合わせてみていきましょう。
生まれたてのコーンスネークの餌は?年齢月齢ごとの給餌ぺース
生後3ヶ月~生後12ヶ月までの餌のサイズ、給餌ペースを紹介します。
なお、サイズや間隔はあくまでも目安にして、個体に合わせてください。
生後3ヶ月
餌のサイズ:ピンクマウスS
餌の頻度:2〜3日おきに1匹
生後6ヶ月
餌のサイズ:ピンクマウスM
餌の頻度:2〜3日おきに1匹
生後10ヶ月
餌のサイズ:ピンクマウスL/ファジーマウス
餌の頻度:3〜4日おきに1匹、もしくは排泄後にファジー1匹
生後12ヶ月(一歳)
餌のサイズ:ファジーマウス/ホッパーマウス
餌の頻度:5〜7日おきに1匹
これらは、あくまでも目安です。
コーンスネークは個体差が大きい生き物で、個体によってエサの大きさや給餌ペースは異なります。
さらに、飼い主さんがコーンスネークの成長を促したい時、冬眠させたいときにも給餌ペースを調整しなければなりません。
「生後3ヶ月の赤ちゃんはで必ずこの量を与える」「一歳くらいになったらこの量を与える」など正解はないため、目安にしながら自分が買っている個体の特徴を見極めましょう。
コーンスネークの給餌ペースが速いときのメリット/デメリット
飼い主さん | コーンスネーク | |
メリット | ●成長が早い
●拒食になりにくい |
●食欲を満たせる
●成長できる ●十分な栄養を摂れる |
デメリット | ●餌代がかかる
●糞の量が増えて掃除の頻度が増える |
●運動不足だと肥満になる
●消化器官に負担がかかる ●消化器官の負担により体力不足になる |
餌を与えれば、そのぶん栄養素を多く摂取できるため、栄養不足にならないことはメリットです。
しかし、コーンスネークが消化する際に暖かい場所で静かに過ごさなければならず、消化器官に負担がかかったり、肥満になったりする可能性があります。
コーンスネークが餌を消化をするために動かない場合には、給餌ペースを少なくして、シャルターによる高台や登り木などを設置しましょう。
また、横に広いゲージは立体運動で身体を動かせます。
給餌ペースをあげて早く成長させたい場合には、デメリットも意識しましょう。
コーンスネークの給餌ペースが遅いときのメリット・デメリット
飼い主さん | コーンスネーク | |
メリット | ●餌代がかからない
●糞の量が減り掃除の手間がかかりにくい |
●肥満になりにくい
· ●消化器官に負担がかからず体力を温存 |
デメリット | ●成長が遅い
●給餌が癖がつかず拒食になりやすい |
●食欲を満たせない
●成長が遅い ●栄養不足になる ●免疫力が低下する |
一般的に給餌ペースが少ないと、成長が遅くなります。
コーンスネーク自身が成長したいと考えているかどうかはわかりませんが、餌を待っているにもかかわらず与えないといったことはないようにしましょう。
飼い主さんは餌代がかからず、糞の掃除をする手間は減りますが、食欲を満たせずストレスを抱えたり栄養不足になり免疫力が低下したりすることがあります。
自分が楽をするために、コーンスネークに負担をかけるのかけるといったことは厳禁です。
大切なことは、「飼い主さんがコーンスネークのために何をしたいか」を考えることです。
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コーンスネークに適した給餌ペースは?
コーンスネークの給餌ペースが遅くても早くても、メリット・デメリットはあります。
難しいことは考えずに、以下のタイミングで与えるのも良いでしょう。
●コーンスネークが糞をして空腹になった時
●コーンスネークが餌を待っている姿勢を取った時
●ベビーの場合は定期的に体重測定を行い体重が増えていない時
コーンスネークが吐き戻しをしたときは給餌期間を空けよう
コーンスネークが餌の吐き戻しをすることがあり、何度も餌の吐き戻しが続くと拒食になります。
吐き戻しをする原因としては、以下が挙げられます。
●ストレス
●餌が解凍できていない
●飼育環境の温度が低いもしくは高い
●消化器官の病気
ストレス
コーンスネークは、安心して消化できる飼育環境でないと、消化せずに吐き戻すことがあります。
ストレスにより消化を諦めて吐き戻すケースでは、給餌をしてから数時間後に吐き戻すことが多いです。
給餌した直後に近くで飼い主さんが見ていた、隣に別の種類の蛇を飼っている、シェルターがないなどが原因です。
餌をしっかり解凍できていない
餌を解凍できていないと、吐き戻すことがあります。
マウスを解凍したら、冷凍餌に触れて解凍できるかどうかチェックしましょう。
飼育環境の温度が低すぎるもしくは高すぎる
コーンスネークの体内で消化酵素が働かない温度だと、餌が消化できないため、吐き戻しをします。
例えば、人間もお腹を冷やすとお腹を下すことがあります。
コーンスネークも、上から吐き戻すのか下痢をするのかの違いです。
飼育環境の温度が低すぎる、もしくは高すぎる高すぎることが原因だった場合、給餌をしてからすぐに吐き戻しをするわけではなく、少し時間をおいてから吐き戻すことが多いです。
消化器官の病気
病気の可能性がある場合には、すぐに動物病院に連れて行きましょう。
消化器官の病気になっているにも関わらず一定期間様子を見てみたり、諦めずに給餌をしたりすると拒食になるため十分に注意が必要です。
コーンスネークが吐き戻しをした場合は、給餌期間を空けて、様子を見ましょう。
最低5日~1週間給餌期間をあけて、再度給餌をしてみます。
それでも食べない場合には、消化器官の病気になっている可能性が高いため、動物病院での診察が必須です。
コーンスネークは年齢に合わせて給餌ペースを考えよう
コーンスネークは、生後3ヶ月でピンクマウスSを2〜3日おきに1匹、成体になるとファジーマウス(たまにホッパーマウス)を5〜7日おきに1匹が目安です。
また、場合によっては餌を吐き戻してしまうことがあります。
順調に餌を食べてくれるのであれば良いですが、吐き戻しをしたときの対処法も覚えておくと、いざというときにすぐに対処できるでしょう。
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