イエアメガエルは成長すると人工餌にも興味を持つようになりますが、肉食でありベビーの時には生き餌にしか興味を持ちません。
体力がないベビーの時期を健康に過ごすためにも、小さい時にはコオロギと言った生餌を食べさせます。
ベビーのイエアメガエルが餌を食べないため悩んでいる方や、上陸後いつ餌を食べるのか知りたい方も多いのではないでしょうか。
そこで、イエアメガエルのベビーが餌を食べない時の対処法や上陸後いつ食べさせるのか紹介します。
イエアメガエルの上陸後いつ餌を食べさせる?
イエアメガエルが上陸後の餌は、ベビーで1日2回与えます。
体が小さいため、体を大きくするために餌を多く与える必要があります。
1日2~3回、イエアメガエルの頭の2倍程度の量を与えます。
イエアメガエルが5cm程度になったら1日1~2回、7センチ程度になったら2~3日に1回与えます。
上陸後の餌の量は、イエアメガエルの大きさや飼育環境に合わせて調整しましょう。
また、イエアメガエルは餌をゆっくり消化します。
餌を与えすぎると消化不良になるため、注意が必要です。
イエアメガエルのベビーが餌を食べない時の対処法
イエアメガエルの上陸後、餌を食べないことがあります。
ベビーは体力がないため、餓死する可能性もあり、早めに対処しなければなりません。
イエアメガエルのベビーが餌を食べない原因として、以下が挙げられます。
●人工餌を食べさせている
●餌が大きすぎる
●餌が好みではない
●環境の変化でストレスを感じている
●温度が10度以下になっている
イエアメガエルが隠れられる観葉植物やスペースを用意してあげましょう。
また、イエアメガエルは10度以下になると冬眠モードに入ってしまいます。
飼育環境や温度を見直しても、イエアメガエルのベビーが餌を食べない原因が分からない時には、次の方法にチャレンジしてみてください。
飼育ゲージに生き餌を入れる
飼育ゲージに生き餌を入れても食べない時は、イエアメガエルのベビーが餌を認識できていない可能性が高いです。
イエアメガエルのベビーがしっかりと生き餌食べたかどうかわかるように、キッチンペーパーと観葉植物、水入れだけのシンプルなレイアウトにしましょう。
なお、キッチンペーパーが水に濡れないように注意が必要です。
キッチンペーパーが水に濡れると生き餌が溺れてしまい動かなくなるため、イエアメガエルが餌だと認識できなくなります。
飼育ゲージに生餌を入れて二日程度様子を見ましょう。
生餌が減っていない時はピンセットで生餌をつまみ、イエアメガエルの口元に持って行きます。
ピンセットを動かして、行き餌だと認識させましょう。
ピンセットで口元に持っていっても食べない時は、生き餌の種類を変えます。
最初から人工餌は食べない
イエアメガエルは、上陸後すぐに人工餌を食べてくれる可能性は極めて低いです。
虫を食べさせたくない、虫が苦手だから人工餌を食べさせたいという方もいますが、人工餌が生餌に見えるように工夫しなければなりません。
ピンセットで人工餌を食べさせる時には、虫が動いているように見せる必要があります。
上陸後のイエアメガエルが人工餌を与えても嫌がるようであれば、生餌を与えます。
また、ピンセットが光っていて怖がる個体もいるため、木でできた耳かきを使う方法も有効です。
ピンセットも耳かきも、嫌そうな素振りを見せたらすぐにやめましょう。
また、糸やテグスに柔らかくした人工餌を練りつけて与える方法もあります。
しかし、人工餌をどうしても食べない個体もいます。
餌を食べないと命を落とすため、生餌を与えましょう。
イエアメガエルは上陸後いつ餌を食べる?
イエアメガエルは、尻尾がなくなってから3日程度で餌を食べます。
オタマジャクシの場合は手足が生えてから一定期間、餌を食べない時期があります。
餌を食べない時期には、尻尾から栄養を取っています。
イエアメガエルのベビーは体力がないため、餌を食べないと命に関わります。
様々な工夫をしても食べてくれない時には、動物病院で強制給餌について相談しましょう。
イエアメガエルが餌を食べない時には飼育環境を見直そう
イエアメガエルは、温度が下がると餌を食べなくなります。
特にベビーのイエアメガエルは体力がなく、餌を食べないと命を落としてしまいます。
まずは飼育環境を整えて、生き餌や人工餌などを試してみましょう。
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