コーンスネークを飼育している方や飼おうと考えている方は、コーンスネーク卵はどのように孵化するのか、管理すれば良いのかなど疑問を抱く方も多いでしょう。
コーンスネークを繁殖させたいと考えている方は、卵の温度管理や孵化までのステップを理解しておく必要があります。
知識がないと、有精卵が亡くなってしまったり、卵が腐る、カビが生える、へこみができるなどのトラブルが起こる可能性があります。
また、親となるコーンスネークが卵詰まりを起こすこともあるため注意しましょう。
そこで、コーンスネークの卵の管理方法や、卵詰まりの対処法について詳しく解説します。
コーンスネークの卵の産み方や管理方法
コーンスネークの卵の管理や降り方特徴などのポイントを紹介します。
コーンスネークの卵のサイズ
コーンスネークの卵のサイズは、5センチ程度が一般的で、縦長です。
赤ちゃんは細く小さいですが、蛇の形をしており、胴体が長い状態で生まれます。
また、コーンスネークは1回の産卵で10~20個の卵を一晩かけて産みます。
孵化するまでの期間
飼育環境が適切であれば、産卵後約50日で孵化が始まります。
孵化が近くなると、卵が若干膨らんで大きくなり、縦に裂け目ができます。
親のコーンスネークは、卵を守るために餌を食べないケースがあるため、産卵後の臭いを消すためにゲージの中をきれいにしてあげましょう。
ただし、餌を与えすぎると吐き戻しをすることがあるため、観察しつつ、体力を回復させるために餌を食べさせることが大切です。
産卵をする場所
コーンスネークが産卵するためには、産卵床が必要です。
自然界の環境に近づけるよう、少し水分を含ませて絞ったミズゴケを準備してあげましょう。
産卵をした後、卵の表面が乾いていると卵にへこみができます。
卵のへこみは表面が乾燥している証拠のため、水分を含ませてしっかり絞ったミズゴケの床を準備して、卵を移動させます。
卵の上がどっちかわかるように目印をつけ、絶対に向きを変えないことが重要です。
向きが変わると卵の中で胚が逆さになり、呼吸できず亡くなってしまうため十分に注意しましょう。
コーンスネークの卵を管理する時の温度
卵を管理するための温度は、25~30度に保ちます。
温度計や、保温器具も用意しましょう。
湿度も60~95をキープします。
ただし、高温多湿になると卵をにカビが生えたり卵の中が腐ることがあるため、通気性も重視しましょう。
コーンスネークの卵の中にも黄身がある
鳥の卵と同じように、コーンスネークの卵にも黄身があります。
しかし、コーンスネークの卵は白身がないことが特徴です。
クッションとなる白身がないことから、卵の向きが変わると黄身の重さにより胚が圧迫され、呼吸ができず孵化できません。
そのため、卵を移動しなければならない時には十分に注意が必要です。
コーンスネークの卵詰まりに注意
コーンスネークの体の中に、卵が詰まる病気があります。
排泄ができなくなり、体内にある卵が腐って敗血症を起こす非常に危険な病気のため、早めに対処しましょう。
交尾をした後、40日以上経過してもお腹が膨れた状態の場合は、卵詰まりを起こしている可能性があります。
すぐに動物病院で処置をしてもらう必要があります。
コーンスネークの卵を適切に管理して孵化を成功させよう
コーンスネークは交尾から40日程度で産卵し、1度に10~20個程度の卵を産みます。
卵が乾燥している場合は、湿った孵化床に移動に移動させましょう。
産卵してから、60日程度で孵化します。
コーンスネークの産卵を安全にできるよう、卵詰まりにも注意しながら孵化を成功させましょう。
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