トカゲは日光浴が必要ですが、正しい方法で日光浴をさせなければ効果を得られず、健康を害する可能性があるため注意が必要です。
そこで、トカゲの正しい日光浴の方法や、季節ごとのケアについて詳しく紹介します。
トカゲの日光浴の方法
飼育下でトカゲの日光浴をする方法と、日光浴の注意点やポイントを紹介します。
日光浴のやり方
暖かい季節には、外で日光浴をさせる方法もおすすめです。
外で日光浴をさせる場合には、外敵や脱走に十分注意し、柵を設けたり飼い主さんが付き添ったりといった工夫が必須です。
なお、紫外線灯を使う場合には1日中照射せず、一部だけ、もしくは短時間使用しましょう。
また、日光浴はガラス越しでは効果を得られないため、トカゲの身体に直接照射します。
日光浴の必要性:ビタミンD3を合成
トカゲを日光浴させることで骨格の形成に必要なビタミンD3の合成、食欲を増進につながり、クル病を予防できます。
ただし、紫外線量が不十分なこともあるため、カルシウム剤とビタミンD3入りのカルシウム剤の2種類を使い、餌に塗って与えましょう。
なお、フルスペクトルタイプの蛍光灯を使用すればビタミンD3合成が促せます。
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季節ごとのトカゲのケア
日光浴を含め、夏冬のトカゲのケア方法もチェックしておきましょう。
夏のケア
トカゲの飼育環境は高温多湿のため、夏は雑菌やカビが繁殖しやすいです。
梅雨の時期にはホットスポット電球を使用して、湿度を下げるケアも必要でしょう。
また、炎天下のトカゲの日光浴をさせると、日射病や熱射病につながります。
夏の時期は朝早くや夕方の涼しいときに、通気性が良い場所で日光浴をさせること、体温調整ができるよう日陰になる場所を作ることがポイントです。
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冬のケア
飼育下でトカゲを冬眠させると失敗することが多く、亡くなったり冬眠から覚めたときにトラブルが起こることがあります。
冬眠はさせず、1年を通して同じ湿度と温度で管理するのがおすすめです。
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正しく安全な方法でトカゲを日光浴させよう
トカゲの日光浴は、ケージ内でも可能です。
外で日光浴をさせる際にはトラブルが起こらないように十分注意しましょう。
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