コーンスネークは、床材に何を使えば良いのか迷っている方も多いでしょう。
また、コーンスネークは床材に潜る、ダニが発生する、誤飲などのトラブルを起こすことがあります。
そこで、コーンスネークにおすすめの床材や使用方法、トラブルが起こった時の対処法などを詳しく解説します。
コーンスネーク飼育における床材の必要性
床材を敷くことで、コーンスネークの排泄物をきれいに処理できて、コーンスネークが快適に過ごすことにつながります。
ほかにも、レイアウトを綺麗に見せることや、保温や保湿効果をいつするといった役割もあります。
コーンスネークの飼育で使う床材の種類
コーンスネークの飼育に使用する床材は、チップタイプとシートタイプの2種類があります。
れぞれ特徴を見ていきましょう。
チップタイプの床材
コーンスネークのチップタイプの床材は、高頻度で入れ替える必要がなく、排泄物で汚れている部分だけを取り替えられます。
立体的なつくりになっており、保温や保湿効果が高いため、脱皮不全の予防にもつながるでしょう。
コーンスネークが床材に潜ることで、快適そうに過ごしているところも見れます。
ただし、チップタイプはチップに汚れが隠れてしまうことがあるため、カビやダニが発生するリスクもあります。
また、シートタイプと比較すると価格が高い商品が多いです。
ただし、見た目が良く、レイアウトを綺麗に見せられます。
なお、猫砂は水分を含むと固まることがあり、誤飲したときに非常に危険なため、使わないようにしましょう。
シートタイプの床材
シートタイプの床材は、汚れを確認しやすく簡単に交換できるため、掃除の手間を省くことにつながります。
しかし、見た目がおしゃれにならないことはデメリットです。
コーンスネークの性格やシートの使用方法によりますが、シートの下にコーンスネークが潜ることがあります。
狭いところが好きで、少しの温度の変化にも敏感なため、シートの下に潜るのが快適だと感じる個体もいます。
コーンスネークにおすすめのチップタイプの床材
コーンスネークの飼育にチップタイプの床材を使いたい場合、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。
そこで、コーンスネークの飼育におすすめのチップタイプの床材を紹介します。
広葉樹チップ
広葉樹チップは、低刺激でコーンスネークのストレスがかかりにくいことがメリットです。
使う際には厚めに敷きましょう。
臭いをチェックしつつ、排泄物があった場合には処理します。
チップタイプは誤飲する可能性がありますが、ポプラは害がないため、ポプラを誤飲してトラブルが起こったというケースはほとんどありません。
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針葉樹チップ
針葉樹チップは、脱臭効果が高いことが特徴です。
広葉樹チップと比べると刺激が強いと言われていますが、脱臭効果を重視したい方におすすめです。
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ヤシガラ・ハスクチップ
ヤシガラは脱臭効果もあるため、コーンスネークが快適に過ごせる環境を作りやすいことがメリットです。
細かいタイプと荒いタイプの2種類があり、ベビーには細いタイプ、ヤングやアダルトには荒いタイプを使用するのがよいでしょう。
海外ではポピュラーなタイプで、アメリカのブリーダーも蛇の飼育でヤシガラチップを使用しています。
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水苔
コーンスネークの床材で水苔を使っている方は少ないですが、脱皮不全を予防できるため、脱皮をする前に一時的に使用する人もいます。
乾燥ミズゴケはカビが生えやすいため、脱皮が終わったらすぐに取り除きましょう。
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コーンスネークにオススメのシートタイプの床材
シートタイプ掃除をしやすいシートタイプの床材のうち、特におすすめの床材を紹介します。
新聞紙
レイアウトの美しさを重視しないのであれば、新聞紙がおすすめです。
ゲージの大きさに合わせて折るだけで良いため使いやすく、インクや紙は植物由来で、安全性も高いです。
ただし、吸水性はないため、コーンスネークが水をこぼした時にはすぐに交換しましょう。
キッチンペーパー
キッチンペーパーは、新聞紙よりもレイアウトがきれいに見えるでしょう。
大きなゲージを使っている場合、敷くのが大変なため、小さいゲージを使ってる方におすすめです。
他のシートと比較すると凹凸があって軽量なため、コーンスネークが下に潜ることが多いです。
ペットシーツ
コスパが良く扱いやすいため、コーンスネークのシートタイプの床材として最もおすすめなのは、ペットシーツです。
小さいケースに使用する際にはカットする方が多いですが、種類によっては高分子吸水ポリマーが溢れてしまうことがあります。
ポリマーを誤飲すると、お腹の中で膨らみ命の危険があります。
ペットシーツは切らずに使えるよう、ゲージの大きさに合わせたものを購入しましょう。
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コーンスネークの床材の使用方法
コーンスネークの床材は、設置方法や交換のタイミングを捨てる際の注意点などがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
床材の設置や交換方法
コーンスネークのチップタイプの床材は1~3CMの厚さにしましょう。
厚みがあるとコーンスネークが潜るため、尿を吸収しやすいです。
ペットシーツは、2~3枚重ねると厚さが出ます。
床材はいつ交換する?
コーンスネークの床材は以下のタイミングで交換しましょう。
●水入れが倒れたとき
●糞尿をしたとき
尿で汚れた床材は、細菌感染を起こす可能性があります。
また、ストレスになり餌を食べなくなるリスクもあるため、糞尿をした後はすぐに交換しましょう。
さらに、水入れが倒れて汚れた際にも、雑菌が繁殖しないようにすぐに交換します。
汚れていない時も、衛生面を重視して定期的にすべての床材を交換しましょう。
床材の処分方法
床材は、種類ごとに処分する方法が異なります。
チップタイプとペットシーツは燃えるゴミ、サンド系は燃えないゴミで捨てます。
ただし、自治体ごとに異なるため、自分が住んでいる自治体のゴミの分別方法を確認しましょう。
コーンスネークの床材で起こりうるトラブル
コーンスネークが床材の下に潜る、ダニが発生する、誤飲するなどトラブルが起こることがあります。
それぞれの対処法を紹介します。
コーンスネークが床材の下に潜る
床材の下に潜るのは、暖を取っていたり、床材の下に潜ることで落ち着いたりするためです。
トラブルというよりも好んで床材の下に乗っている可能性が高いため、無理に掘り起こすのは止めましょう。
ダニが発生する
ダニが発生した場合は、すぐに対処しましょう。
コーンスネークにダニが寄生すると、敗血症や貧血を引き起こし命を落とすことがあります。
なお、ダニは温浴で駆除できることがありますが、発生させないよう床材を清潔に保つことが重要です。
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コーンスネークの温浴方法!爬虫類の温浴メリットと注意点
床材を誤飲した
コーンスネークが床材を誤飲しても、小さいサイズの床材であれば糞尿とともに排出されます。
しかし、排出できないこともあり、特にペットシーツを誤飲したときはすぐに対処しなければなりません。
動物病院で処置をしてもらいましょう。
コーンスネークの床材は清潔に保つことが大切
コーンスネークの床材には、いくつかの種類があります。
猫砂を使用できるという話もありますが、猫砂は固まり誤飲すると危険。
爬虫類用の床材や、誤飲しにくいペットシーツなどを使用するのがおすすめです。
どの種類の床材でも、清潔な状態を保つことが大切です。
色々な床材を試してみて、納得できるものを使い続けましょう。
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