コーンスネークをはじめ爬虫類を飼っている方は、温浴というワードを耳にしたことがある方も多いでしょう。
しかし、コーンスネークは混浴させる必要があるのか、どのように行えば良いのでしょうか。
コーンスネークを温浴させることによって、ダニを駆除できたり、脱皮をサポートできたりといった様々なメリットがあります。
そこで、コーンスネークの混浴のメリットと、正しい温浴の方法を紹介します。
コーンスネークを温浴させるメリット
コーンスネーク温浴させることで、脱皮をサポートできたりダニを駆除できたりします。
また、消化を促し、代謝も向上させるなど様々なメリットがあります。
主にメリットを4つ見ていきましょう。
脱皮をサポートできる
コーンスネークや爬虫類を飼育する際には、脱皮不全に悩む方が多いです。
脱皮不全はストレスや体調不良のほか、主にゲージ内やコーンスネークの体が乾燥していることによって引き起こされます。
脱皮不全を防ぐためには、温浴をするのがおすすめです。
コーンスネークは、健康であれば毎回同様のサイクルで脱皮をするため、脱皮のタイミングが脱皮をするタイミングが近くなったら温浴をしてあげましょう。
脱皮周期が分からない時は、目が白く濁ったら行います。
目が白く濁るのは、脱皮を行うサインです。
また、温浴により脱皮不全を予防すれば、脱皮不全で体に残っている脱皮殻を取り除けることもあります。
脱皮を正常に行えていない時は、すぐに温浴を行い、残った脱皮殻をゆっくりと丁寧に脱がせましょう。
ダニを洗い流せる
使っている床材やゲージによりますが、コーンスネークの体にダニが付くことがあります。
コーンスネークについたダニはウロコの間に入り込んで寄生して、感染症を引き起こすこともあるため、注意しなければなりません。
コーンスネークの体にダニがついている時には、使っている飼育グッズをすべて洗ったうえで、コーンスネークを温浴させます。
ダニは水につければ簡単に洗い流すことが可能です。
ただし、温浴だけでダニを落としきれない時には、蛇用のダニ駆除剤を使用したり、動物病院で処置をしてもらったりするのがおすすめです。
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消化を促す
ペットのコーンスネークは、自然界のコーンスネークと比較すると運動不足になりやすく、消化不良や便秘になったり餌を食べなくなったりすることがあります。
餌を食べない時は、温浴で消化を促せば、糞をして餌を食べ始めることがあります。
温浴で体が温まると腸が活発に動いたり、水圧で適度にマッサージできたりすることが理由です。
コーンスネークは尿酸結石で便秘になりやすいため、1か月以上糞をしていない時には温浴させましょう。
また、便秘解消のためには、ケージ内の湿度や温度を高くすることも重要です。
代謝を向上する
コーンスネークを温浴させると、代謝が活性化する効果が期待できます。
コーンスネークの代謝が良くなると、腸内環境が正常になり、消化不良や便秘解消に効果が期待できたり、免疫力が高くなり病気になりにくくなったりする効果も期待できます。
温浴が病気予防にもつながるのです。
ただし、病状が悪化していたり体力が落ちていたりする場合には、温浴をしないように注意が必要です。
温浴は、若干ですが体力が体力を消耗するため、弱っているコーンスネークに行うとさらに症状が悪化することがあります。
コーンスネークの正しい温浴方法
コーンスネークを記憶させる方法や手順を紹介します。
シャワーはNG
コーンスネークを温浴させる際には、シャワーを使わないことが重要です。
シャワーを体に当てると、驚いて逃げたり暴れたりすることがあります。
30~35度のぬるま湯を容器に入れて、コーンスネークを静かに入れましょう。
容器は、コーンスネークの全身がしっかりと浸かるぐらいの広さが必要です。
水位は2~4cmにしましょう。
深過ぎるとコーンスネークが溺れるため、胴体がつかる程度にします。
1回の温浴は5分~10分行い、脱走しないよう目を離さないことが大切です。
お湯の温度はまめに調整し、最後に温めておいたゲージの中に戻しましょう。
脱皮周期に合わせて行う
コーンスネークは、1~2ヶ月に1回脱皮をするため、脱皮周期に合わせて温浴をすると脱皮を促す効果が期待できます。
ただし、何日も続けて温浴をさせたり、長い時間を温浴をしたりするのはストレスになるため、止めましょう。
月に1~2回を目安に行います。
ダニを駆除したり便秘解消のために行う場合は3日ほど連続で行うと良いですが、体力が落ちている時には無理に行わないようにしましょう。
温浴をしたいけどシェルターから出てこない時の対処法
コーンスネークを温浴させたいものの、シェルターから出てこないことがあります。
これは、シェルターの中が居心地が良く、動きたくない状態です。
シェルターから出てこないときに、温浴をさせたいという理由で無理やりシェルターから出さないようにしましょう。
特に、飼い始めたばかりのコーンスネークは環境に慣れていないため、無理に温浴をさせるシェルターの中で過ごさせてあげましょう。
温浴はOKだが日光浴は不要
コーンスネークは、紫外線を当てたり日光浴をしたりといった必要はありません。
爬虫類のなかでも蛇は紫外線を嫌う種類のため、日光浴をしたり紫外線ライトを当てたりする必要はありません。
コーンスネークの体力を見ながら温浴をしよう
コーンスネークを温浴させることで、脱皮不全を防いだり便秘を解消したりといった効果が期待できます。
ただし、コーンスネークにとって温浴は絶対に行わなければならないことではありません。
少しでも嫌がっている場合には、行わないことも大切です。
温浴させるときには月に1回~2回、ぬるま湯に5分程度浸からせます。
正しい時間や頻度で混浴を行えばメリットもあるため、飼育環境に慣れてきたらコーンスネークを温浴させてみましょう。
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