コーンスネークは、近年のペットブームで人気を集めている爬虫類です。
性格は穏やかで大人しく。、カラーバリエーションも豊富で女性からも人気が高いです。
ペットとして飼育していても、吠えたり動き回ったりすることはなく、一人暮らしでも飼いやすいでしょう。
蛇を飼う方が楽しみにしていることの一つが、ハンドリングではないでしょうか。
そこで、コーンスネークのハンドリングはいつから行えばよいのか、正しいハンドリングの方法を解説します。
コーンスネークの和名や学名
分類 | クマネズミヘビ属 |
代表名 | コーンスネーク |
和名/別名 | アカダイショウ |
英名 | Corn snake |
学名 | Pantherophis guttatus guttatus
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コーンスネークのハンドリングについて
コーンスネークをペットとして飼う方は増えています。
ハンドリングは、飼育しているコーンスネークを触れたり持ったりして、スキンシップを取る方法を指します。
しかし、コーンスネークにも個体差があり、穏やかな性格の個体や凶暴な性格の個体がいます。
また、コーンスネークのハンドリングについては、肯定派と否定派に分かれています。
コーンスネークのハンドリング肯定派の意見
コーンスネークのハンドリング肯定派の意見は、ハンドリングを行っているとゲージを掃除したり体重を測ったりする際に、コーンスネークがストレスを感じにくいということです。
体重を量ったりゲージを掃除するたびに、噛まれるのは嫌でしょう。
さらに、ハンドリングをすることによって、体重が増えているか減っているか、ウロコ健康的かなどもわかります。
また、体調に異変があるときには早期発見にもつながることがメリットです。
コーンスネークのハンドリング否定派の意見
ハンドリング否定派の意見としては、そもそもコーンスネークはハンドリングがストレスだということです。
ハンドリングをしないことは、コーンスネークにはとっては快適だという説です。
基本的に、ハンドリングで喜ぶコーンスネークはいません。
否定派・肯定派どちらもコーンスネークの健康のことを考えての意見であり、どちらが正しく、どちらが間違っているというわけではないことを理解しておきましょう。
コーンスネークのハンドリングはいつからする?
コーンスネークのベビーを飼うのか、アダルトを飼うのかによって、ハンドリングをいつから、どのようにするのかが異なります。
ベビーのコーンスネークは少しのことで体調を崩すことがありますが、アダルトのコーンスネークは体調を崩しにくいです。
そのため、いつからでも、ゆっくりと練習をすればできるようになります。
しかし、爬虫類全般にいえることですが、ハンドリングができるようになるためにはベビーの頃から始めるのが良いでしょう。
コーンスネークのハンドリングはベビーの頃から始めるのが理想
コーンスネークはベビーの頃からハンドリングをした方がよい理由は、ハンドリングを覚えてくれるためです。
ベビーのコーンスネークは何も理解できていないため、ハンドリングをすぐに覚えてくれます。
さらに、攻撃をしてきたとしても力が弱く、飼い主さんへのダメージも少ないでしょう。
コーンスネークのハンドリングの方法
コーンスネークのハンドリングは、寄ってくるのを待つのではなく、手の上に乗せます。
ケージの中でとぐろを巻いている時に行いましょう。
とぐろを巻いたコーンスネークの体全体を持ち上げます。
コーンスネークがとぐろを巻いている時に、手に乗せることに慣れてもらいましょう。
初めてハンドリングをする際や、ハンドリングに慣れていない場合は3分程度にします。
コーンスネークがハンドリングに慣れてきたら、手のほうに移動させましょう。
手のひらをできるだけを大きく広げます。
自分の手の平や腕を、木のに見立てることがポイントです。
飼い主さんの手とコーンスネークが触れている箇所が広いと、コーンスネークは自分の体がどこに触れているのかが分かりやすいため、安心してくれます。
コーンスネークのハンドリングをするタイミング
コーンスネークは、ハンドリングを毎日行うとストレスを感じます。
中には毎日ハンドリングをしてもストレスを感じないコーンスネークもいますが、個体差があるため時間をかけて見極めましょう。
コーンスネークのハンドリングは、餌をあげた後の1日と脱皮前の一週間以外にすることが大切です。
コーンスネークのハンドリングは何日に一回?
コーンスネークのハンドリングは、糞をした次の日にしましょう。
糞をした翌日にハンドリングを行い、その翌日に餌を与えます。
餌から3~4日後に糞をするため、翌日にハンドリングをするという頻度が良いでしょう。
つまり、3~4日に一回の頻度で行えば、ストレスを与えにくいといえます。
ただし、食欲が落ちた場合にはハンドリングでストレスを感じている可能性があるため中止しましょう。
コーンスネークのハンドリングをする際の注意点
コーンスネークのハンドリングする際には、3つの注意点があります。
●座った状態でする
●ハンドリングをする時間
●餌を食べたばかりのタイミングで行わない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
座った状態でする
コーンスネークを落とさないために、座った状態でハンドリングをしましょう。
高い場所から落ちると、コーンスネークが怪我をします。
コーンスネークの大きさに合わせてハンドリング時間を変える
コーンスネークの飼育に適した温度は、20~30度です。
コーンスネークは変温動物のため、体温も20~30度です。
人間の体温高いため、長い時間ハンドリングをすると体温が上がりすぎるため危険です。
特に、気温が高くなる夏の時期は注意しましょう。
餌を食べた直後にハンドリングをしない
コーンスネークが餌を食べ、お腹が膨れている時にハンドリングをするのは厳禁です。
餌を食べた直後に行うと胃腸の働きが良くなり、吐き戻しをしたり餌を食べなくなったりするため注意が必要です。
安全にコーンスネークのハンドリングをしよう
コーンスネークのハンドリングはいつから行うのが良いのか、明確に決まっているわけではありません。
ベビーの頃からハンドリングをしていると、ストレスを感じにくいといったことはあるでしょう。
なお、コーンスネークでも個体によってはハンドリングを行えないことがあります。
ハンドリングを嫌がったり、元気がなくなったりしたときには注意が必要です。
コーンスネークの様子を見ながら、少しずつ慣れさせましょう。
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