アカメアマガエルとイエアメガエルは、ツリーフロッグ(Tree frog)と呼ばれる樹上生のカエルです。
アカメアマガエル・イエアメガエルの飼育方法に違いはあるのか、湿度や温度、餌の種類、メンテナンス方法などを紹介します。
アカメアマガエル・イエアメガエルの飼育方法は違う?
アカメアマガエル・イエアメガエルは同じツリーフロッグであり、飼育方法に違いはありません。
自然下の環境に近づけるため、葉っぱや木に登れるように飼育します。
アカメアマガエル・イエアメガエルのケージ
アカメアマガエル・イエアメガエルといったツリーフロッグは、吸盤で壁に張り付いて登ります。
上下に登り降りをするため、ケージは高さがあるものを使いましょう。
脱走防止のため、アカメアマガエル・イエアメガエルのケージに必ず蓋をします。
アカメアマガエル・イエアメガエルの身体が小さい場合は、小さな穴から脱走することがあるため注意が必要です。
夜行性のため、夜に透明のケージにぶつかって鼻を怪我することがあります。
ケージのサイズを大きくする、植物を多めに入れて、植物間を移動できるようにすると怪我を予防できます。
おすすめのレイアウト
アカメアマガエル・イエアメガエルが暮らしている自然の状態に近付けるために、観葉植物をレイアウトするのがおすすめです。
アカメアマガエル・イエアメガエルの身体の大きさに合った植物を入れましょう。
また、木に登る習性があるため、木を入れるのもおすすめです。
植物がアカメアマガエル・イエアメガエルの尿で枯れることがあるため、枯れたら新しい植物に交換します。
アカメアマガエル・イエアメガエルは、排泄物などでケージ内が不潔になると、身体の表面からアンモニアといった毒になる成分を吸収してしまいます。
そのため、ケージ内は清潔に保ちましょう。
アカメアマガエル・イエアメガエルに適した湿度と温度
アカメアマガエル・イエアメガエルは乾燥すると健康に悪影響を及ぼすため、1日に数回霧吹きでケージ内に水分を加えます。
適した湿度は70~85%です。
また、水入れを使って湿度を保ちましょう。
水入れはアカメアマガエル・イエアメガエルは入ることもあるため、大きめのものを用意します。
なお、アカメアマガエル・イエアメガエルは泳ぐのが苦手な個体が多いため、浅い容器を使い、水は少量にします。
水道水はカルキを抜くのを忘れないようにしましょう。
温度は、昼は25~30度、夜は20~24度にします。
アカメアマガエル・イエアメガエルは冬眠が必須の種類ではないため、寒い時期にも温度をキープすることが大切です。
アカメアマガエル・イエアメガエルのケージの照明
アカメアマガエル・イエアメガエルの飼育で照明は必要ありません。
しかし、生活リズムが分かるように、昼は明るく、夜は暗くしましょう。
ケージに植物をレイアウトする場合、光合成できるようにしなければなりません。
また、アカメアマガエル・イエアメガエルの体調に異変がないか観察するためにも、観賞魚用の蛍光灯を使用するのがおすすめです。
アカメアマガエル・イエアメガエルの餌
アカメアマガエル・イエアメガエルは、ミルワームやコオロギといった昆虫のほか、ラットやピンクマウス、メダカや金魚といった小魚を与えます。
餌については、以下の記事を参考にしてみてください。
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イエアメガエルの練り餌の作り方&食べさせ方!練り餌の注意点も紹介
アカメアマガエル・イエアメガエルはハンドリングできる?
アカメアマガエル・イエアメガエルをはじめ両生類は、皮膚から粘液や毒液を分泌します。
健康な人間の命にかかわることは稀ですが、未だ影響は解明されていないため、基本的にハンドリングは止めましょう。
また、アカメアマガエル・イエアメガエルが火傷をするため、準備をせずに軽く触れるのもNGです。
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イエアメガエルに触れるとやけどをする!理由と火傷をしたときの対処法
アカメアマガエル・イエアメガエルのケージのメンテナンス方法
アカメアマガエル・イエアメガエルは常に水に接しているため、乾燥予防のために水を加えたり、水を交換したりといったメンテナンスが必要です。
水入れの水は、最低2日に1回交換します。
また、ケージ内の水も最低1週間に1回は交換して、ケージを掃除しましょう。
アカメアマガエル・イエアメガエルの飼い方は同じ!飼育環境は清潔に保とう
アカメアマガエル・イエアメガエルは同じツリーフロッグと呼ばれる種類で、飼育方法や注意点も同じです。
アカメアマガエル・イエアメガエルを飼う場合には、湿度と温度を保ち、飼育環境を清潔に維持してあげましょう。
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