イエアメガエルがずっと水の中にいることに、不安を覚える方もいるでしょう。
イエアメガエルは水槽ガエルと呼ばれる種類で、ずっと水の中で過ごしています。
しかし、具合が悪くてずっと水の中にいる、水に浮いているというケースもあります。
水槽ガエルであるイエアメガエルの特徴や、どのくらい水を入れれば良いのか、飼育管理の方法を紹介します。
イエアメガエルの特徴
イエアメガエルをはじめとした水槽ガエルは、1日の多くをずっと水の中で過ごしています。
水槽ガエルは、後ろ足の水かきが大きいことが特徴です。
ずっと水の中にいますが、肺呼吸のため、呼吸ができないと溺れて命を落としてしまいます。
イエアメガエルに適した水の深さ
イエアメガエルの飼育ケージの水の深さは、イエアメガエルが立ち上がり、顔を出せるぐらいの深さにします。
顔を出したい時に後ろ足がつかないような深さは危険です。
どのくらい水を入れるのか判断ができない場合には、ブロックやレンガを置いてイエアメガエルが自分で調整できるようにしましょう。
なお、水位が低すぎると、身体が潰れたイエアメガエルに成長してしまいます。
イエアメガエルが沈まずずっと水の中に浮いていたり、体調が悪く潜れない可能性がある時には、水深を浅くしましょう。
イエアメガエルに使う水はカルキ抜きをする
イエアメガエルの飼育で使用する水道水は、中和剤を入れましょう。
都道府県によって、カルキの濃度が異なります。
例えば、イエアメガエルを飼い始めた時に使用していた水道水は問題がなくても、引っ越しをした後に同じように使用すると、イエアメガエルが体調を崩したというケースは多いです。
そのため、ペット用の中和剤を使用しましょう。
また、イエアメガエルは肺呼吸であり、エアレーションは必要ありません。
エアレーションを使用すると、泡を餌だと認識して飛びかかるケースがあり、イエアメガエルのストレスが増えます。
さらに、投げ込みタイプのフィルターがついたエアレーションは、フィルターに餌や糞が残って雑菌が繁殖し、水質の悪化にも繋がります。
イエアメガエルの水のお手入れやメンテナンスについて
イエアメガエルはずっと水の中にいるため、水質をきれいに保つ必要があります。
水を変えるのは、糞をした時や餌によって汚れている時、脱皮の皮が浮いているときなどが挙げられます。
それ以外にも、毎日もしくは3日に1回、水を換えましょう。
糞は雑菌が増え、アンモニアによって中毒を起こす危険があります。
また、脱皮をした皮は老廃物が溜まっており雑菌が溜まるため、脱皮の皮が浮いている時には水を交換します。
イエアメガエルの水換えは、水を捨てて軽くすすぎ、再度同じ水位まで水を入れれば完了です。
2週間程度水を変えていると老廃物や水垢がケージに付着するため、スポンジできれいにしましょう。
ずっと水の中にいるイエアメガエルを飼育する際の注意点
イエアメガエルはずっと水の中にいるため、小さいビー玉などなどでレイアウトをしたいと考える方もいるでしょう。
しかし、誤飲の危険性が高いため、細かいアイテムを入れるのはNGです。
レイアウトは、イエアメガエルが飲み込めない大きさや、飲み込んだとしても糞として出せる、生きている水草などにしましょう。
また、1つの水槽に1匹のイエアメガエルを飼育するのがおすすめです。
サイズが異なると、共食いをする危険があります。
また、サイズが同じでも足や腕をかじり合い、怪我を負うことが多いため、単独飼育がおすすめです。
イエアメガエルはずっと水の中で過ごす!こまめにメンテナンスしよう
イエアメガエルは、ずっと水の中で過ごす種類のカエルです。
イエアメガエルの水槽には、イエアメガエルが立ち上がり無理なく顔を出せるような深さで水を入れましょう。
水換えは毎日行うのが理想ですが、最低でも3日に1回は行う必要があります。
ずっと水の中にいるイエアメガエルが快適に過ごせるように、こまめに水槽のメンテナンスをしましょう。
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