うつ病体験談|家族から吐かれた暴言|自宅から逃げ出した話|毒親サバイブ

うつ病体験談|家族から吐かれた暴言|自宅から逃げ出した話|毒親サバイブ

うつ病になり、家族から数々の暴言を吐かれた結果、命を落としかけました。

体験談と、家族から離れなければならないときの対処法を合わせてお話しします。

筆者:ユキ

虐待・毒親サバイバー。
未経験者への「情報の提供」よりも、同じ思いをしている方との「共有」に重きを置いています。

うつ病になった時の家族の反応と暴言

私は元々小児うつだった(確定診断はされていないがほぼ確定)でした。

20代で完全なうつ病になりました。

きっかけは、特にありません。

突然プツッという感じです。

症状は、希死念慮、摂食障害、アルコ-ル依存です。

そして、当時実家に住んでいた私は、家族から数々の暴言を吐かれました。

一部を紹介します。

残念ながら、うつ病を発症したときに関しては、弟からも吐かれています。

●重く考えるな
●早く元の生活に戻れ
●お前はうつ病ではない
●吐くなら食べるな!(怒)
●(症状が改善しないことに対して)心配してるんだよ!(怒)

「暴言」と聞くと、「バカ」とか「〇ね」「〇ろす」とかをイメージする方も多いでしょう。

しかし、上記の言葉は、うつ病患者にとって紛れもなく暴言です。

うつ病経験者なら、これらがどれほど言ってはいけない言葉か、うつ病治療の妨げになるか、ご理解いただけるでしょう。


暴言を吐くのは「自分が何かしていないと落ち着かない」という理由

両親は、相手の立場で物事を考えるということができません。

特に母は「相手が何を望むか」よりも「自分が相手に何をしたいか」を優先する思考です。

家にいると何を言われるかわからないので、外で過ごすことが多かったのですが、返信をしなくても連続でメールが届きます。

『泣きそう。ていうか泣いてるよ。早く元の生活に戻って』
『これまでのユキの様子を見ていて、うつ病とは思えない』
『知り合いにも相談したけど、うつ病ではないみたい』

これは、ほんの一部ですよ。

まっっっったく私のことが分かっていないのだな、と再認識しました。

とにかく、自分が受け入れられないことは受け入れないし、病気の貴方は受け入れない、という姿勢だけが強く伝わってきました。

そして、本人でもないのに、何をどのように相談できるのか?と疑問しかありませんでした。


紹介された病院がクソ

母の知り合いの、そのまた知り合いがいるという精神病院に行くように言われました。

母の従わなければ、またどのような暴言を吐かれるかわかりません。

毒親育ちの方はよく分かると思いますが、物心付いた時から虐待に該当する様々な仕打ちを受けていると、従わないとどうなるかが想像できますし、恐怖で従わざるを得ないんですよね。

行った精神病院の医師は、この世の医師の最底辺みたいな人間性でした。

まず、紹介状もなく転院すること自体問題だということで強い言葉で責められるところから始まり・・・。

本コラムシリーズのテーマは「毒親・虐待サバイバー」であり、話がずれてしまうので、とにかくクソの極みな医師だった、とだけ書いておきます。

ちなみに、「母に助けてもらえた」と思えたり、本当に助けてもらったりした記憶はありませんね。

物心ついたときから、精神的に追い詰めるか、命を絶つギリギリのところで踏ん張っているときに背中を押された記憶しかありません。

私は、小学校でたびたび担任教師からいじめを受けていましたが、知っていながら何もせず。

挙句「先生と趣味が同じ♪」と笑顔で話す始末ですから。

詳細はまた別の機会に書きます。

「自宅(両親)から逃げなければいけない」と判断

家族の問題発言や行動を受け続けたら、確実にうつ病が治らない、そして命を断ってしまうと感じました。

「自宅を出なければならない」という判断が、ギリギリできる段階で逃げ出せました。

あと少し、あの家に住んでいたら、なにも判断できないまま、私はこの世を去っていました。

今ここにいなかったと断言できます。

完全に離れて見えなくなれば何も言ってこない

母が連日メールを送ってくる理由は、私の姿が見える状態だからだと考えました。

そのため、姿が完全に見えなくなってしまえば、どこで何をしているかも分からずメールも送りようがないのではと考えたのです。

「頑張ろうね」の言葉に吐き気

父にお金を借り、一人暮らしをすることにしました。

家を探している最中、母からメールで「もう少しで家が見つかるだろうから頑張ろうね」と届きました。

誰のせいでうつ病が悪化したと思っているのか?、何をもって頑張ろうなどといえるのか?と吐き気がしました。

そもそも小児うつも、そこから起因する成人してからのうつも、元凶は両親です。

しかし、お金を借りたことは事実。

そのため、本コラムに書いた内容を両親に話したことはありませんし、よほどのことがなければ、生涯話すつもりもありません。

本人たちは、暴言を吐いたという自覚や、うつ病悪化の原因になった自覚もないまま生きています。

ただ、「よほどのこと」をしてしまうような人たちなので、いつか話す日が来るかもしれませんけども。

家族がうつ病悪化の原因なら離れてください

うつ病の原因や、悪化の原因が家族にある、という方は多いと思います。

まず、どのような手を使ってでも離れてください。

うつ病になったことがなく、しかも受け入れられない人間は「何かしていないと自分の気が済まない」「落ち着かないから何かしよう、言おう」としか考えていません。

うつ病患者の生き地獄を知りませんし、想像しようともしません。

そういう人間が同じ家にいるのなら、その人間からとにかく物理的に離れる方法を考えてください。

家を借りることが難しいときは、置き手紙をして、ビジネスホテルに泊まるのでも良いでしょう。



残りの力を振り絞ってでも適切な判断を

うつ病が悪化すると、判断能力がなくなります。

私も、本当にギリギリ、残り1%くらいの判断能力しか残っていなかったので分かります。

判断能力はなくなり、生き地獄から抜け出す方法として「この世を去る」という決断に至ります。

そうなる前に、元凶から離れてください。

うつ病は、完治、症状の緩和ができます。

一度大幅に緩和すれば、大きな症状は一生出ないまま過ごせる可能性もある精神疾患です。

判断能力があるうちに、緩和できる方法を考えましょう。

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