うさぎが時々くしゃみをする、くしゃみをしても鼻水が出ないことがあります。
しかし、その他に具合が悪そうな様子がない場合、病院に連れて行こうかどうか迷うことがあります。
そこで、うさぎがくしゃみをする原因と、病院に連れて行くべき症状について解説します。
うさぎがくしゃみだけをするとき病院に連れて行く?
うさぎがくしゃみをしたとき、病院に連れて行こうか迷ったことはありませんか?
くしゃみの原因はいろいろありますが、「スナッフルス」という感染症の可能性もあります。
悪化すると最悪の場合、肺炎になることもあります。
病院に行こうか迷う症状かもしれませんが、最悪の事態を避けるためにも早めに受診した方が良いでしょう。
うさぎがくしゃみをするスナッフルの主な症状は?
鼻水の初期症状は、透明で水溶性の鼻水、くしゃみ、涙目、目やになどです。
その後、副鼻腔炎に進行すると、粘液がネバネバしてきます。
このとき、呼吸をすると「ザー」という音が聞こえることがあります。
これを “スナッフリング音 “といいます。
このような症状が続くと、最悪の場合は肺炎になり、呼吸困難で死に至ることもあります。
なぜ “スナッフル “になるのか?
スナッフルはパスツレラ菌という細菌感染によって起こります。
パスツレラ菌は健康なうさぎの鼻腔にも存在します。
特に症状はありませんが、ストレスが引き金になることもあると言われています。
治療方法
抗生物質による治療が中心です。
ただし、うさぎはナイーブな性格なため、ストレスを受けると免疫力が低下し、感染症に対する免疫力も低下します。
ですから、うさぎの免疫力を回復させ、ストレスを与えないようにすることが一番大切です。
スナッフルの予防法
予防策として、飼育環境を見直しましょう。
うさぎにとって最適な飼育環境は、室温23℃、湿度50~60%程度です。
空気の入れ替えも大切です。
日光浴は殺菌効果があり、抵抗力をつけるのに有効ですが、うさぎは暑さに弱いため、ケージ内に日光が当たらないスペースを作るようにしましょう。
うさぎの体調不良のサインを無視しない
鼻水が出るなどの症状がある場合、鼻の周りや前肢の内側が、鼻水で汚れていることがあります。
また、いつもよりエサを食べるのが遅かったり、便がいつもより小さかったり、形が違っていたりする場合も、うさぎの体調が悪いサインです。
ですから、日頃からうさぎの様子をチェックしましょう。
多頭飼いの場合の注意点
スナッフルスは伝染性の病気なため、多頭飼いをしている場合は、うさぎ同士が接触しないように、必ずうさぎ同士を離すようにしましょう。
また、スナッフルの原因であるパスツレラ菌は、免疫力の弱い小さな子供や高齢者にも感染します。
うさぎだけではなく、私たち人間も手洗いや消毒をして感染を防ぎましょう。
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