モルモットの多頭飼いを始める場合、いきなり同じケージに複数のモルモットを入れないように注意が必要です。
モルモットを多頭飼いする際のステップについて、メス、オスそれぞれ紹介します。
メスのモルモットを多頭飼いする手順
メス同士は、オス同士のモルモットと比較して多頭飼いしやすいことが特徴です。
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メス同士のモルモットの多頭飼い手順を見ていきましょう。
①数日は別のケージで過ごす
新しく迎え入たモルモットと、元々飼っていたモルモットは別のケージに入れておきます。
新入りモルモットは自宅での暮らしに慣れてもらわなければなりません。
また、元々飼っていたモルモットには、新入りのモルモットを見せます。
反応を観察しながら数日は別のケージに入れておき、それぞれが慣れるのを待ちましょう。
②広い場所で対面させる
モルモット同士が慣れてきたら、広い場所を確保して対面させます。
お尻や鼻のニオイを嗅ぐことがありますが、正常な行動です。
また、元々飼っていたモルが新入りモルを追いかけることがありますが、喧嘩をしなければ問題ありません。
慣れてきたら、一緒にエサやおやつを食べさせましょう。
③別々のケージに戻す
モルモット同士を対面させたら、再度別々のケージに戻します。
これを数日行い、喧嘩をしなさそうであれば同じケージで飼っても良いでしょう。
ただし、新入りモルモットが元々飼っていたモルモットにちょっかいを出しすぎることがあるため、しばらくはしっかり様子を観察する必要があります。
オスのモルモットを多頭飼いする手順
オス同士のモルモットを多頭飼いするのは、メス同士よりも難しいとされています。
オス同士を多頭飼いするステップと、注意点を見ていきましょう。
①性格と年齢に配慮する
モルモットのオスは上下関係があるため、オス同士で順位争いをします。
順位争いが原因で喧嘩をして、怪我をすることも珍しくありません。
多頭飼いするのであれば、子供のモルモット同士にしましょう。
大人モルを飼っているなら子供モルを迎える
大人のモルモットを飼っており、さらにモルモットを迎え入れる場合には、年齢が離れているモルモットにします。
元々飼っていたモルモットが大人のオスの場合、新入りモルは生後4ヶ月以下の子供にするのがおすすめです。
上下関係がすぐに決まり、子供が上に立とうとすることは基本的にないため、喧嘩になりにくいでしょう。
大人のモル同士を多頭飼いする場合
大人のモルモットでオスの多頭飼いをする場合は、飼っているモルモットの性格と相性が良いモルモットにすることが大切です。
噛みついたりひっかいたり、毛を噛んでむしるなどの行動がある場合は注意が必要です。
トライアル飼育ができれば良いですが(保護モルなら可能)、ペットショップから迎える場合にはトライアル飼育はできません。
そのため、基本的にオス同士の多頭飼いをするのであれば大人×子供の組み合わせがおすすめです。
②数日は別のケージで過ごす
新しく迎え入たモルモットと、元々飼っていたモルモットは別のケージに入れておきます。
③広い場所で対面させる
モルモット同士が慣れてきたら、広い場所を確保して対面させます。
喧嘩になったらすぐに止められるよう、目を話さないことが大切です。
何度対面させても喧嘩になる場合は、相性が悪いと考えられるため、同じケージで飼うのは止めましょう。
モルモットを多頭飼いするなら性別や年齢に配慮しよう
オス同士のモルモットで喧嘩をする場合は別々のケージで飼うことはもちろん、部屋んぽをする際にも時間も分ける、2匹が合わないようにする必要があります。
オスの多頭飼いは難しいため、モルモットを多頭飼いする場合にはメス同士がおすすめです。
どうしてもオス同士の多頭飼いをしたい場合は、子供と大人の組み合わせにすると良いでしょう。
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