フトアゴヒゲトカゲは比較的飼育しやすく人気のペットですが、ケージで過ごすだけでは運動不足になり、健康を害する可能性があるため注意が必要です。
そこで、フトアゴヒゲトカゲの外での散歩方法や注意点、いつから散歩OKなのか、リードやハーネスの種類などを紹介します。
フトアゴヒゲトカゲに散歩は必要!散歩させるべき理由
大人しい性格で人に慣れる種類のトカゲです。
スキンシップ(ハンドリング)をしやすいため、ペットとして飼育する方も多いでしょう。
飼育しやすいですが、体は50cmほどに成長するため、ケージの中だけで過ごしていると運動不足になります。
運動不足になると病気を引き起こすこともあるため、屋内、屋外問わず散歩をさせる必要があるのです。
性格で判断することが大切
運動不足解消のために散歩をさせても、散歩がフトアゴヒゲトカゲのストレスになっては意味がありません。
そのため、フトアゴヒゲトカゲの個々の性格をしっかり見極め、臆病な性格であれば屋内散歩だけにします。
散歩を楽しんでくれそう、1回散歩をしてみて楽しそうだったという場合には、屋外散歩をしましょう。
フトアゴヒゲトカゲの散歩時間
フトアゴヒゲトカゲの散歩時間は、15~30分程度が目安です。
15~30分程度散歩すると、フトアゴヒゲトカゲが飽きて動きが落ち着くため、ケージに戻したり帰宅したりしましょう。
フトアゴヒゲトカゲを屋内で散歩させる方法
フトアゴヒゲトカゲを室内を散歩させる場合、まずは部屋を掃除しましょう。
フトアゴヒゲトカゲの口に入るものやゴミが落ちていると、誤飲・誤食といったトラブルにつながります。
誤飲や誤食をすると吐き出す際に内臓を傷つけ、体力も必要になるため注意が必要です。
また、屋内で散歩をする際にフトアゴヒゲトカゲが楽しくなってしまい、予想外に素早く動いて脱走する可能性があります。
フトアゴヒゲトカゲは楽しくなると動きが非常に素早くなり、窓や開いている扉から飛び出して逃げてしまう可能性があるでしょう。
捕まえるのは困難なため、窓や扉はしっかり締めてから、フトアゴヒゲトカゲをケージから出します。
フトアゴヒゲトカゲはいつから散歩できる?
フトアゴヒゲトカゲを屋外で散歩させるためには、ハーネスが必須です。
そのため、ハーネスの最小サイズに体が成長しなければ散歩はできません。
また、成長段階のフトアゴヒゲトカゲは免疫力が低く、感染症のリスクがあるため屋外で散歩するのはやめましょう。
屋内であっても、飼育環境に慣れてハンドリングできるようになってから散歩させるのがおすすめです。
フトアゴヒゲトカゲの散歩に必須のハーネスを購入しよう
通販サイトではフトアゴヒゲトカゲをはじめ爬虫類用ハーネスが売っています。
外で散歩をする際にはフトアゴヒゲトカゲの体の大きさに適したハーネスを着けましょう。
フトアゴヒゲトカゲの体のサイズにハーネスのサイズが合っていないと、フトアゴヒゲトカゲの体が抜けて脱走する可能性があるため注意が必要です。
フトアゴヒゲトカゲを屋外で散歩させる方法と注意点
フトアゴヒゲトカゲを屋外で散歩させる際には、絶対に目を離さないことが大切です。
怪我や脱走につながるため、フトアゴヒゲトカゲを散歩させる際のポイントや注意点を押さえておきましょう。
脱走に注意
フトアゴヒゲトカゲが屋外で走った場合、捕まえるのは困難です。
自宅ではゆっくり歩いていても、外に出ると楽しくなって動きが速くなるため、ハーネスは必須です。
キャリーバッグに入れて移動する
車や自転車が通る道では、フトアゴヒゲトカゲをキャリーバッグに入れて安全を確保しましょう。
安全に散歩できる公園などに付いたら、散歩開始です。
ただし、野良猫やカラスなど、フトアゴヒゲトカゲの天敵になる生き物が沢山います。
また、寄生虫が寄生した昆虫を食べてしまうこともあるため、常に目を離さないようにすることが大切です。
夏の時期だけ屋外散歩
フトアゴヒゲトカゲを飼育する温度は、26~32度程です。
気温が30度前後に上がるのは夏の時期だけであり、フトアゴヒゲトカゲを室外散歩させられるのも夏の時期だけとなります。
逃げたら必ず捕まえる
フトアゴヒゲトカゲを散歩させる際にはハーネスが必須ですが、万が一逃げた場合は必ず捕まえなければなりません。
フトアゴヒゲトカゲは日本の冬は自力で生きられず、命を落としてしまいます。
周囲の人に配慮しよう
爬虫類が苦手という人は多いです。
そのため、散歩中に人とすれ違う際にはリードを短く持ち、フトアゴヒゲトカゲが人に近付かないようにしましょう。
もしくは、人とすれ違う時には抱っこする必要があります。
夏にハーネスを着けてフトアゴヒゲトカゲを散歩させよう
フトアゴヒゲトカゲを屋外で散歩させる際には、必ずリード、ハーネスを付けて、常に目を離さないことが大切です。
また、爬虫類が苦手な人も少なくないため、周囲の人への配慮も必要です。
注意点を押さえて、フトアゴヒゲトカゲの健康や気分転換のために散歩をさせましょう。
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