見た目の可愛らしさからペットとしても人気のある「リスザル」ですが、その育て方はどのようなものなのでしょうか?
今回は、リスザルの育て方、気になる臭い対策や病気などをわかりやすく解説します。
リスザルの育て方
まずは、リスザルの育て方を紹介します。
リスザルには十分な飼育スペースと環境が必要です。
基本的な育て方について
リスザルが十分に運動できるよう、背の高いケージを設置します。
登り木が動かないように固定し、リスザルが激しく動き回ることを想定しましょう。
また、日当たりがよく、風通しのよい場所にケージを置きます。
群れを好むリスザルには、リビングなど家族が集まる場所の一角に飼育スペースを作ることをおすすめします。
ストレスを軽減するために、1日2回ケージから出して30分から1時間くらい触れ合わせたり、家の周りを散歩させたりしましょう。
リスザルをお留守番させるときは、リスザルが誤って飲み込んでしまわないように、小さな部品はすべて取り除いてあげましょう。
また、リスザルはいたずらが大好きで、いたずら好きな一面もあります。
家の家具を傷つけたり、備品を壊したりすることがあるので、壊されて困るものはリスザルのいない部屋に置かないようにしましょう。
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育て方のポイント①餌について
雑食性のリスザルの食事は、モンキーフードとリンゴ、バナナ、コマツナ、ニンジンなどの野菜をバランスよく与えましょう。
朝夕2回、食べられるだけ与えましょう。
コオロギやミールワームなどの動物性タンパク質も健康な体を作るために大切ですが、モンキーフードで栄養素を補うので無理に与える必要はありません。
また、モンキーフードを主食にするためには、果物などを与えすぎないように注意が必要です。
特に果物は甘く嗜好性が高いですが、それしか食べない場合もあるので、与える量は少なめにします。
果物に含まれる果糖は肥満の原因になるので量を調節します。
食べ残しが腐ると、リスザルの悪臭や体調不良の原因になるので、その都度取り除くようにしましょう。
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育て方のポイント②臭いについて
賢いリスザルは簡単な芸を覚え、飼い主や家族を認識できますが、樹上生活動物なので残念ながらトイレのしつけはできません。
そのため、ケージ内のトイレはこまめに掃除しないと悪臭の原因になります。
特にリスザルの適温は30℃前後で、高温多湿になりがちです。
リスザル自体の体臭はそれほど強くないのですが、お尻が汚れていると悪臭を放つことがあるので、定期的にブラッシングをして清潔に保つと良いでしょう。
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リスザルがかかりやすい病気について
リスザルは、紫外線不足で骨が変形したり、関節に異常が出る「くる病」にかかりやすいと言われています。
UVライトを使用し、適切な量の紫外線を浴びることで予防できます。
また、リスザルは寒さに弱いため、冬場の低体温症にも注意が必要です。
だるさ、食欲不振、下痢、嘔吐などの症状が見られたら、すぐに室温を確認し、獣医師に相談しましょう。
リスザルのようなエキゾチックアニマルを診察できる動物病院は限られていますので、お迎え前にエキゾチックアニマルに詳しい獣医師を調べ、かかりつけ医を決めておくと安心です。
リスザルの育て方の基本を押さえてからお迎えしよう
リスザルは室内飼育であり、病気予防のために環境を整えてあげなければなりません。
リスザルの育て方の基本を参考に、必要なものを準備してからお迎えしましょう。
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