レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)をペットとして飼い始めると、餌の種類が多く迷ってしまうことがあります。
コオロギ、ミルワーム、ハニーワーム、ピンクマウス、デュビア、人工餌など、レオパードゲッコーの餌の種類は様々です。
ミルワームやコオロギは嗜好性が高い餌ですが、「ミルワームは実際どうなのか」「聞いたことはあるものの実際に与えたことはない」という方も多いでしょう。
そこで、レオパードゲッコーに与えるミルワームとはどのような虫なのか、ミルワームの成分や、おすすめのミルワームを紹介します。
レオパードゲッコーの餌におすすめのミルワームとは
ミルワームとは、チャイロコメノゴミムシダマシの幼虫です。
価格が安いことや、ペットショップや通販サイトでも購入しやすいこと扱いやすいことから、レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)の餌としてコオロギと並んで気があります。
大きさは2CM程度で、レオパードゲッコーの餌としてはちょうど良いサイズでです。
さらに、脂肪分が多いため、嗜好性も高く食いつきが良いでしょう。
レオパードゲッコーにミルワームを与えるタイミング
ミルワームはタンパク質や脂肪が豊富なため、主食で与えるのには適していません。
レオパードゲッコーが餌を食べず細くなっていたり、弱っており体力がなかったりする時に与えるのがおすすめです。
ミルワームの成分
ミルワームは脂肪分が多く含まれており、タンパク質・ミネラル・カルシウム・リンなどが少ないため、栄養バランスが良いとはいえません。
ミルワームの中にはリンが多く、リンの過剰摂取によりカルシウムが吸収されにくくなります。
レオパードゲッコーの栄養素としては、リンとカルシウムの比率が2:1になるのが理想です。
しかし、ミルワームはリンとカルシウムの比率が8:1です。
コオロギは1:1であり、栄養素に大きな違いがあることがわかります。
レオパードゲッコーはカルシウム不足になると骨が変形し、クル病なるリスクがあります。
病気にならないためにも、レオパードゲッコーにミルワームを食べさせる時には専用のカルシウム剤をふりかけましょう。
ただし、カルシウムを過剰摂取すると骨を変形させるため注意が必要です。
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レオパードゲッコーにおすすめのミルワーム
レオパードゲッコーにおすすめのミルワームは主に4種類あります。
それぞれ詳しく紹介します。
生餌のミルワーム
ミルワームは生餌が一般的です。
レオパードゲッコーが好んで食べてくれるのも、生き餌のミルワームだといえるでしょう。
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缶入りタイプ
生タイプのミルワームで、生き餌ではありません。
嗜好性や栄養価は高いですが、独特の匂いが強く、保存するためには冷凍や冷蔵庫に入れなければなりません。
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乾燥タイプ
ミルワームを乾燥させたものです。
日持ちしますが、生き餌のミルワームと比べると栄養素や風味がよくないことが特徴です。
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粉末タイプ
カルシウムやタンパク質を補うために、餌に混ぜるタイプです。
他の餌をメインで用意して、ふりかけて使いましょう。
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レオパードゲッコーのおやつにミルワームをあげよう
レオパードゲッコーには、生き餌のミルワームがおすすめです。
ただし、ミルワームそのものは主食にせず、他の餌をメインにすることが重要です。
レオパードゲッコーの健康状態に合わせて、ミルワームをおやつで与えましょう。
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