ヒョウモントカゲモドキはハンドリングをしやすく、性格がおとなしい、人に慣れやすいなどのイメージを持つ方も多いでしょう。
しかし、ヒョウモントカゲモドキを飼育し始めて、噛むことに驚いている方も多いのではないでしょうか。
ヒョウモントカゲモドキが噛む理由、噛まれた時の対処法などを紹介します。
ヒョウモントカゲモドキが噛む理由
ヒョウモントカゲモドキは、鋭い歯はなく、噛むことがあっても飼い主さんが怪我をすることはないだろうと感じるでしょう。
しかし、ヒョウモントカゲモドキにはノコギリに似た小さい歯が生えています。
力いっぱい噛まれると、血が出ることもあります。
自然下で1回捉えた餌を離さないよう顎の力が発達しており、ヒョウモントカゲモドキの噛む力は非常に強いです。
ヒョウモントカゲモドキはどのような場面で飼い主さんを噛むのか、主な理由を紹介します。
威嚇・攻撃する時
ヒョウモントカゲモドキは、口を開けて威嚇をします。
ヒョウモントカゲモドキが威嚇している時に手を近づけると噛むことがあります。
手を噛む場合は、飼い主さんに慣れてない、または過去に飼われていた環境が悪く、人間に対して興味があったりトラウマを抱えていたりするためです。
また、ベビーのヒョウモントカゲモドキは警戒心が強く、常に人間に対して攻撃的な態度をとることがあります。
人間に対して警戒心が強いヒョウモントカゲモドキは、驚かせたり乱暴にハンドリングをしたりといったことをせず、丁寧に扱いましょう。
餌だと思って噛む
ヒョウモントカゲモドキが空腹状態の時に、餌に触れた手でハンドリングやゲージの掃除をしようとすると、餌だと間違えて噛むことがあります。
ヒョウモントカゲモドキは空腹の時には、動くものであれば何でも反応します。
特に、アルビノといった視界が悪いモルフは、動くものであれば何でも突進するため注意が必要です。
基本的に、軽く手を噛むことがあっても「間違えた」とすぐに気づいて離します。
力強く噛む場合は「獲物だ」と感じているため、なかなか離しません。
発情期は噛むことが多い
ヒョウモントカゲモドキのオスは、メスを噛みながら交尾をします。
発情期のオスをハンドリングすると、噛まれることがあります。
ヒョウモントカゲモドキが興奮した状態でメスを離さないよう強く噛むため、飼い主さんが大怪我をするケースがあります。
発情期の判断は難しいですが、ヒョウモントカゲモドキが餌を食べなくなったり、人間の手に対して尻尾を震わせたりする場合は発情期を迎えている可能性が高いでしょう。
ヒョウモントカゲモドキに噛まれた際の対処法
ヒョウモントカゲモドキは毒を持っていませんが、怪我をした時にはすぐに対処しましょう。
傷口を洗って消毒する
ヒョウモントカゲモドキに毒はありませんが、雑菌を持っている可能性はあります。
傷から雑菌入らないよう、傷口はしっかりと洗って消毒しましょう。
血が出ている時は病院に行く
出血量が多い時には、病院で診察を受けるようにしましょう。
自己判断で様子を見ると、傷口が悪化することがあります。
ヒョウモントカゲモドキといった爬虫類に噛まれることそのものが珍しいため、大きい病院で診てもらうと良いでしょう。
ヒョウモントカゲモドキは噛むことがある!でも基本的には心配なし
ヒョウモントカゲモドキは警戒心やストレス、餌と間違えるなどの理由で飼い主さんの手を噛むことがあります。
基本的にはエサと間違えて噛むことが多いため、悪意があるわけではないと捉えてよいでしょう。
ヒョウモントカゲモドキに噛まれた傷が大きい場合や、出血量が多い時には、規模が大きな病院の外科を受診してくださいね。
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