レオパードゲッコーを飼育する場合、ゲージのお手入れや餌を与える際などに飼い主さんに警戒心を持たないよう、普段からハンドリングで慣れさせておくのがおすすめです。
レオパードゲッコーのハンドリングは、正しい方法で行わなければストレスをかけたり、怪我や脱走につながるため注意が必要です。
そこで、レオパードゲッコーの正しいハンドリング方法や、ハンドリングのメリットを紹介します。
レオパードゲッコーの正しいハンドリング方法
レオパードゲッコーのハンドリングは、下からすくうようにして短い時間で済ませることが大切です。
また、注意点もあるため、それぞれ詳しく紹介します。
体の下からすくう
レオパードゲッコーをハンドリングする際には、上から掴むのではなく、下からすくうようにして持ち上げます。
レオパードゲッコーをはじめ、爬虫類は自然下で鳥に襲われるため、上から飼い主さんの手が伸びてくると恐怖心を覚えます。
下から体をすくったら、前脚と後脚の間を優しく持ちましょう。
足が地に着いてないと落ち着かないため、4本の手足を飼い主さんの指や手に触れさせます。
さらに、下からすくう際のスピードも重要です。
スムーズにレオパードゲッコーの体をすくい上げなければ恐怖を与えてしまうため、サッとすくいましょう。
ハンドリングは短い時間にする
そもそもレオパードゲッコーや爬虫類にとって、ハンドリングはストレスになります。
ハンドリングをし始めたばかりの段階では、少し触れたらすぐに元に戻してあげましょう。
特にベビーのレオパードゲッコーは、アダルト・ヤングよりもデリケートなため、ゲージのお手入れをする際に少しハンドリングをするするのがおすすめです。
3日に1回程度を目安に行いましょう。
尻尾を触らない
レオパードゲッコーの尻尾を乱暴に触ると、自切りをすることがあります。
尻尾を触れないようにして、胴体部分を触りましょう。
強い力で掴まない
レオパードゲッコーを強く掴むと恐怖心を覚え、ストレスになります。
ハンドリングをする際には優しく触りましょう。
脱走に注意
レオパードゲッコーは、ハンドリング中に脱走するケースがあるため注意が必要です。
レオパードゲッコーは素早く動き、
家具の隙間に入り込むことがあります。
ハンドリングの最中には、ハンドリングに集中しましょう。
また、手の中で動いたり威嚇したりなど、嫌がってる時にはすぐにケージに戻すことが大切です。
レオパードゲッコーのハンドリングは給餌も同時に行うのがおすすめ
レオパードゲッコーに餌を与える前にハンドリングをして、「ハンドリングをすると良いことがある」と認識させましょう。
例えば、餌を与える前に1回ハンドリングをする、手で下からすくい別のゲージに移してから餌を与えるといった方法です。
餌を与える前に毎回ハンドリングをすると、早くハンドリングに慣れる可能性があるでしょう。
レオパードゲッコーがある程度慣れた後は、飼い主さんの手の上で餌を食べさせてみるのもおすすめです。
レオパードゲッコーがハンドリングに慣れると愛情表現をする
レオパードゲッコーのハンドリングをした際に。
自ら手の上に乗ったり、愛情表現で手のひらや腕を舐めたりすることがあります。
口の周りが乾燥しないようにする、湿度を確認するために舐めていることが多いですが、ハンドリングをした際に舐めてくれると嬉しいものです。
レオパードゲッコーはハンドリングそのものが不要だという意見もありますが、ゲージのお手入れや餌を与える際などスムーズに作業をするためにも、人間に慣れさせることが大切です。
ハンドリングは、人間に慣れるための有効な方法だといえます。
ゲージの近くに飼い主さんがいても、シェルターに逃げない、威嚇しないという場合は、すでに飼育環境には慣れています。
最初は、短い時間ハンドリングを行い、少しずつ慣れさせましょう。
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