フレンチブルドッグとトイプードルのミックスは「寿命が短い」といわれています。
また、フレンチブルドッグとトイプードルのミックスを飼いたい場合、ペットショップで「ミックス犬」「ハーフ」「雑種」など様々な表記をされており、違いに戸惑うケースもあるでしょう。
そこで、ミックス犬の定義や、ミックス犬はなぜ寿命が短いといわれるのか、フレンチブルドッグとトイプードルのミックスのリスクについて紹介します。
フレンチブルドッグとトイプードルのミックスとは
まずは、「ミックス犬」と「雑種」の違いについて、簡単に確認しておきましょう。
雑種の定義とは
雑種犬とは、血統を管理・承認する団体(国内ではJKC、アメリカではAKCなど)で認められていない交配で生まれた犬です。
つまり、2種以上の異なる品種の犬が自然に交配して生まれた犬を指します。
例えば、純血種×雑種犬、純血種×別の種類の純血種などです。
様々な品種が混ざり、遡って親の犬種が分からない犬のことであると勘違いしている方も多いですが、純血同士(フレンチブルドッグとフレンチブルドッグ、プードルとプードルなど)以外はすべて雑種犬です。
自然交配で生き残った雑種犬の場合、環境に対応できていることが多いため、外国から輸入された純血種よりも健康だとされています。
フレンチブルドッグとトイプードルのミックス犬とは
フレンチブルドッグとトイプードルのミックス(ハーフ犬)とは、ペットショップで表記されることが多い表現です。
フレンチブルドッグとトイプードルなど、異なる純血種を交配した犬を「ミックス犬」「ハーフ犬」と呼びます。
しかし、純血種同士(フレンチブルドッグとフレンチブルドッグ、プードルとプードルなど)以外は、すべて雑種犬なのです。
つまり、正確にはフレンチブルドッグとトイプードルのミックスも呼び方が違うだけで「雑種犬」ともいえます。
当然、血統として認可されるものではなく、血統書はありません。
血統書がないということは、血統的基準もないので誰でも繁殖できてしまうのです。
悪質なブリーダーもいるため、十分に注意しなければなりません。
なかには、勝手に血統書を作成(偽造)するブリーダーや団体が存在します。
血統書は本来何代も続いて同じ犬種でなければ発行されないので、ミックス犬を血統書の偽造にも注意が必要です。
フレンチブルドッグとトイプードルのミックス犬なのにも関わらず「血統書があります」といわれた場合には、そのお店やブリーダーを疑いましょう。
フレンチブルドッグとトイプードルのミックスの病気のリスク
フレンチブルドッグとトイプードルのミックスは、病気のリスクが高いとされています。
理由は、純血種には身体的特長だけではなく特徴的な遺伝病の因子が存在し、両親が純血種の場合は両親の性格や見た目だけではなく、遺伝疾患も受けつぐことがあるためです。
つまり、遺伝子の掛け合わせが原因で、フレンチブルドッグ、トイプードルそれぞれがかかりやすい病気の両方を引き継いでしまうことが多いため、病気のリスク高くなってしまいます。
そのため、どうしてもフレンチブルドッグとトイプードルのミックスを飼いたい場合には、両親の遺伝疾患を確認しましょう。
フレンチブルドッグとトイプードルのミックスを飼う際の注意点
フレンチブルドッグとトイプードルのミックスなど、ミックス犬のブームに乗って稼ぐことだけを目的に、近親交配やフレンチブルドッグ・トイプードルの身体の負担を考えない交配を行う悪質なブリーダーが増えています。
近親交配やフレンチブルドッグ・トイプードルの身体の負担を考えない交配を行うことで、当然ですが病気になりやすく寿命が短くなるリスクも高くなります。
そのため、ブリーダーにしっかり確認し、犬舎を見学し、どのようにして生まれたのかを確認することが大切です。
悪質ではないブリーダーであれば、飼い主さんや飼われるフレンチブルドッグとトイプードルのミックス犬のために、様々なことを教えてくれます。
また、フレンチブルドッグとトイプードルのミックス犬の飼育方法についてもアドバイスしてくれるでしょう。
フレンチブルドッグとトイプードルのミックスはリスクを知ったうえで飼おう
フレンチブルドッグとトイプードルのミックス犬は、血統書がなく誰でも繁殖できることが特徴です。
そのため、悪質なブリーダーによる繁殖が行われていることもあります。
劣悪な環境で親犬が犠牲になっていたり、病気を持った子が産まれたりと、フレンチブルドッグやトイプードルの命が犠牲になることもあるのです。
そのため、フレンチブルドッグとトイプードルのミックスの特徴やリスクを知ったうえで、優良なブリーダーを見つけましょう。
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