フレンチブルドッグは定期的に爪切りをしなければなりませんが、どの位の爪の長さで切るべきなのか悩む方も多いでしょう。
そこで、フレンチブルドッグの爪切りのコツや適正な爪の長さ、爪切りをして血が出てしまった時の対処法を紹介します。
フレンチブルドッグの適正な爪の長さとは?
フレンチブルドッグの爪の長さが適正かどうか判断するためには、歩いている時の音を聞くのが最も簡単な方法です。
フローリングやコンクリートの地面を歩いている際に、「カシャカシャ」音が鳴る場合には爪が伸びているといえます。
フレンチブルドッグの爪が長すぎる場合は注意!
フレンチブルドッグの爪が長すぎると、以下のようなリスクがあります。
●出血する
●転倒する
●関節に負担がかかる
●巻き爪
●爪が取れる
転倒や関節への負担
フレンチブルドッグの肉球よりも爪が先に地面に付くと、体重を支えられなくなり転倒しやすくなるのです。
さらに、不自然に体重がかかることで関節に負担がかかります。
フレンチブルドッグが爪切り嫌いになる
フレンチブルドッグの爪が伸びると、神経と血管も同時に伸びます。
長すぎる爪を切った際や、布や物に引っかかって爪が取れてしまった際に神経と血管を傷つけるので、血が出たり痛みを伴ったりするため注意が必要です。
痛みがトラウマになり、フレンチブルドッグが爪切りを嫌がるようになるケースも珍しくありません。
巻き爪や爪が取れることも
フレンチブルドッグの爪切りをせずに放置すると、巻き爪になり皮膚に刺さることがあります。
また、爪が伸びすぎると根元から爪が折れたり取れたりすることもあるため注意が必要です。
爪が刺さったり折れたりすると出血し化膿するため、病院を受診しなければなりません。
フレンチブルドッグの爪切り方法
フレンチブルドッグの爪切りのコツや、爪切りの頻度について紹介します。
フレンチブルドッグの爪が白い場合と黒い場合の、それぞれの切り方についてもチェックしていきましょう。
フレンチブルドッグの爪切りの頻度は?
運動量が少ないシニアフレンチブルドッグやパピーの場合、爪が自然に擦り減らないため、2週間に1回は爪切りをしてあげましょう。
最低でも月に2回ほどです。
フレンチブルドッグの爪が白い場合の切り方
フレンチブルドッグの爪が白い場合には、爪をしっかり観察するとうっすらピンクや赤い色が見えます。
ピンクや赤い部分は血管が通っている場所なので、血管が通っている場所の2mm上を切りましょう。
フレンチブルドッグの爪が黒い場合の切り方
フレンチブルドッグの爪が黒いと、基本的に血管は見えません。そのため、数mmずつ慎重に切りましょう。
切った部分が少し湿っていたり、断面が半透明になったりしたら血管が近い証拠です。
断面が湿っている、半透明であるというサインが見えたら爪切りを止めましょう。
フレンチブルドッグの爪切りで血が出た場合の対処法
フレンチブルドッグの爪切りをしていて深爪をすると出血します。
まずは、ティッシュやガーゼで血が出ている箇所を圧迫しましょう。
爪の先端からの出血であれば、数分で血が止まります。
血が止まらない場合は、止血パウダーで圧迫しましょう。
止血パウダーがない場合は、一旦小麦粉を爪に当てて応急対処します。
圧迫しても止血パウダーを使っても血が止まらない場合、血液凝固異常と呼ばれる病気の可能性があるため注意が必要です。
血を止めるための血小板や凝固因子が少ない疾患であり、疾患があると深爪をした際に血が止まりません。
万が一血が止まらない場合には、獣医師の診察を受けしましょう。また、フレンチブルドッグが暴れてしまい止血できない場合にも、獣医師に対処してもらうと安心です。
フレンチブルドッグの怪我を防ぐためにも爪切りをしよう
フレンチブルドッグの爪が伸びすぎていると、爪が折れて怪我をしたり、神経や血管を切らざるを得なくなり痛い思いをさせたりするため注意が必要です。
また、少しずつ関節に負担をかけてしまうこともあります。
フレンチブルドッグの怪我を防ぐためにも、適正な爪の長さを保つことが大切です。
自分で切れない場合は、獣医師にカットしてもらう必要があります。
動物病院によって異なりますが、一般的には爪切りのみであれば数百円です。
ついでに触診や体重測定で健康チェックをするのも良いでしょう。
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