飼育しているコーンスネークが太っているのか、痩せているのか、気になる方もいるでしょう。
肥満になると様々な病気を発症するリスクが高くなるため、体重管理が必要です。
そこで、コーンスネークの肥満の見分け方や、平均体重を紹介します。
コーンスネークの平均体重
コーンスネークは個体差が大きいため、平均体重すら分からないのです。
しかし、太さで言えば、最も細い所はアダルトで直径3cm程度です。
餌を食べた後は太くなりますが、通常時で直径3cmが目安です。
体重は個体によって大きく異なりますが、平均400~450gほどです。
コーンスネークの肥満の見分け方
コーンスネークの肥満の見分け方としては、鱗の間から肉が見える、脂肪の線が見えるなどが挙げられます。
体重が重いコーンスネークが長い時間とぐろを巻いていると、鱗に縦方向の脂肪線ができます。
人間の三段腹のようなものです。
コーンスネークの肥満の原因
飼育下のコーンスネークは、餌を取ることも自ら交尾をすることもなく、飼い主さんが全て世話をしてくれます。
自然下では自分で餌を狩りますが、飼育下では人工餌を飲み込むだけであり、餌を食べる時にエネルギーは消費しません。
ケージの中で飼われているコーンスネークは、野生のコーンスネークと比較してほとんど動きません。
ペットのコーンスネークは餌を食べる回数が多く、餌も大きいため、肥満になりやすいです。
コーンスネークが肥満だと感じる時の対処法
コーンスネークが肥満になる原因は、人間と同じように運動不足や食べ過ぎです。
しかし、病気の可能性もあります。
肥満だと感じる場合は、脳下垂体異常や甲状腺機能低下など病気が原因になっていないかどうか、動物病院で診察を受けると安心です。
病気が原因ではない場合でも、餌は通常通り食べさせましょう。
無理なダイエットは厳禁
無理なダイエットをさせ、急激に体重を落とすと命に関わります。
餌を適正量を与えたうえで、運動させることが大切です。
ケージの中にコーンスネークが登れる場所や枝を増やすと、運動不足を解消できます。
自然に動くように工夫する
ケージが小さいと必然的に動かなくなるため、ケージの大きさがコーンスネークの体のサイズに合っているかどうか再確認しましょう。
ケージが小さい場合は、大きなケージにすると自然と動き、運動不足解消になります。
ケージの中に暖かい場所と涼しい場所を設けるのもおすすめです。
コーンスネークは変温動物のため、体温維持で暖かいところから涼しい所に移動します。
2つのエリアを作ることで、エリアを行き来して運動不足解消になるでしょう。
コーンスネークが肥満気味の時には健康的にダイエットをさせよう
飼育下のコーンスネークは運動量やカロリーの消費量が少なく、栄養価が高い餌を食べていると肥満になります。
ただし、絶食させたり適正量のエサを与えなかったりすると、病気になるため注意が必要です。
まずはコーンスネークが動き回り、運動不足を解消できるような環境を整えましょう。
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