コーンスネークの運動不足解消のためにも、登り木を設置するのがおすすめです。
コーンスネークに登り木が必要な詳しい理由と、運動不足による体調不良のリスクを解説します。
運動不足のコーンスネークに登り木がおすすめ
コーンスネークのケージの中に、流木(登り木)を置くことで運動不足を解消できます。
爬虫類ショップのコーンスネークは、高さ15センチくらいのケージで飼育されているのでわかりにくいのですが、もともと木登りが得意なのです。
そのため、背の高いケージで飼育している場合は、登り木を入れてあげるのがおすすめです。
立体的な運動は全身の筋肉を使うので、運動不足解消には「だたの部屋」より効果的です。
コーンスネークの登り木は突っ張り棒でも代用可能
コーンスネークの登り木は、突っ張り棒も代用できます。
しかし、突っ張り棒を嫌うコーンスネークもいます。
また、登り木の方がダイナミックに動けるのでおすすめです。
コーンスネークが登り木なしで運動不足になるリスク
コーンスネークが運動不足になると、便秘になりやすく、寿命が短くなるリスクまであります。
ここでは、コーンスネークの運動不足を解消すべき理由を紹介します。
短命に終わる可能性が高い
コーンスネークは運動不足が続くと、体に脂肪が蓄積していきます。
脂肪が体内に蓄積すると、さまざまな病気を引き起こし、結果、寿命が短くなる可能性があります。
そのため、食事管理や定期的な運動で健康を維持することが大切です。
コーンスネークは人間よりも代謝が悪いため、一度ついた脂肪を落とすのは難しいのです。
脱皮に失敗しやすい
コーンスネークが太ると、脱皮が難しくなります。
体が厚くなると皮膚も伸びますが、一番厚い部分は剥がれにくくなり、その部分で裂けることもあります。
コーンスネークは脱皮のトラブルが多い種類ではありませんが、きれいに脱皮させたいのであれば、太らせすぎは禁物です。
便秘になる
コーンスネークは、運動不足で便秘になることがあります。
健康であれば、2~3日後に便が出る程度です。
便秘の場合、1~2週間続かないこともあります。
症状が進むと、尿酸結石ができることがあります。
次のマウスを与えるとウンチをすることもありますが、ウンチが出ない場合は食べたものをすべて胃にため込んでしまい、悪循環に陥ります。
コーンスネークがウンチをせず心配な方は、運動をさせてみてください。
ケージの中でじっとしているコーンスネークに一番おすすめなのは、ケージの中ではなく、部屋の中を自由に歩き回れる部屋んぽ(部屋でお散歩)方法です。
高い確率で数分以内にウンチをします。
コーンスネークの運動不足解消のための「部屋んぽ」とは
基本的に、運動不足の解消法は「部屋んぽ」です。
毎日やる必要はないですが、月に1回程度やってみましょう。
大きなケージに入れて、登り木(流木)を設置しても、ずっと同じ場所にいて動かないことがあるため、部屋んぽは効果的です。
ただし、部屋の中で気をつけなければならないこともあります。
常に監視する必要がある
部屋の間取りによっては、ドアを閉めていても、下の隙間から隣の部屋に逃げてしまったり、テーブルの上に登ってそこから落ちてしまったりします。
また、飼い主がテレビやゲームに集中しすぎて、コーンスネークがいなくなっていたということもあります。
そのため、常にコーンスネークから目を離さないことが大切です。
貴重品をしまう
コーンスネークは放っておくと糞をする可能性が高いです。
そのため、部屋んぽをする前に、床に落ちているものはすべて取り除いておきます。
「昨日ウンコをしたから大丈夫」と思っていても、続けてすることがあるため要注意。
コーンスネークの運動不足解消のためのハンドリングも有効
部屋の床を汚したくない方には、ハンドリングという選択肢もあります。
毎日使うとストレスになるため、週に1、2回、1回5分くらいがベスト。
ただし、コーンスネークを動かすのではなく、コーンスネークが動く方向に飼い主の指や手のひらを合わせます。
運動不足ということは、運動があまり好きではないということなので、あまり動かしすぎると機嫌が悪くなってしまうかもしれません。
そのため、部屋んぽや登り木、突っ張り棒を活用して、コーンスネークが自分から運動できる環境を作ってあげると良いでしょう。