1980年代に一大ブームを巻き起こしたウーパールーパーは、今でもペットとして根強い人気があります。
今回は、ウーパールーパーは何年生きるのか、寿命についてまとめてみました。
ウーパールーパーは何年生きる?
個体差はあるものの、ウーパールーパーはそれほど短命ではなく、平均寿命は7~10年といわれています。
10年も生きれば長寿といえます。
ウーパールーパーは10年でも生きるといわれていますが、海外では25年生きた例もあるそうです。
ウーパールーパーを長生きさせるコツ
かわいいペットには、少しでも長生きしてもらいたいもの。
ウーパールーパーを長生きさせるためには、どんなことに気をつければいいのでしょうか?
水質を清潔に保つ
現在、野生のウーパールーパーは絶滅危惧種に指定されていますが、その数の減少は水質の悪化によるところが大きいです。
つまり、ウーパールーパーは水がきれいな環境でしか生きられないのです。
自宅でペットとして飼育する場合は、水換えをきちんと行い、水質に注意してください。
フィルターを使用している場合でも、1~2週間に一度は少なくとも半分の水を交換し、フィルターが正常に機能していることを確認することが大切です。
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また、食べ残しは水質悪化の大きな原因です。
食べ残しは必ずスポイトで取り除きましょう。
水槽サイズに応じた適切な水換え頻度
誤解されやすいのですが、どれほど強力なろ過装置を使っていても、長持ちさせるためには水換えによる定期的な汚れの排出が欠かせません。
水換えをこまめに行わないと、毒素濃度が高まり、ウーパールーパーの寿命を縮めます。
可能であれば、週2回の水換え、水槽サイズを60cm(60L、水量は2倍)にし、汚れ濃度を半分にすることで、より長生きさせられます。
ウーパールーパーの適温にする
暑さ・寒さ対策をする気温が上がると食品が腐りやすくなるように、夏場に水温が上がると水が汚れやすくなります。
少量の餌の食べ残しや糞が水中に残って水が汚れることも多いため、暑さ対策は重要です。
また、冷血両生類であるウーパールーパーにとって冬の寒さは大敵です。
特に季節の変わり目、日中は暖かくても夜が冷え込む時期は要注意です。
夜の冷え込みで水温が下がると、何の準備もなく体が冬眠に入り、ダメージを受けることがあります。
ウーパールーパーの快適な水温は10℃~20℃といわれています。
エアコンで室温を管理するほか、水槽用クーラーやヒーターで適温を保つこともできます。
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水槽用クーラーの設置
ウーパールーパーの本来の生息地では、水温は20℃以下で、15℃から20℃の間で快適に過ごせます。
25℃でもある程度は長生きできるが、人間にとっては30℃の部屋でずっと過ごしているようなものなため、どうしても寿命は短くなってしまう。
水槽内の水温を20℃以下に安定させるためには、水槽用クーラーの設置が不可欠であり、これを設置できるかどうかで20年後の目標が達成できるかどうかが決まるでしょう。
愛情を注ぐ
愛情をもって接することで、ウーパールーパーの行動や体調の小さな変化に気づくことができます。
その結果、大きな病気やケガを防ぐことができ、長生きにつながります。
ウーパールーパーはとてもタフな生き物なため、毎日観察していても、暑さで弱っていたり、濾過が不足していたりしても、元気そうに見えます。
しかし、そのようなストレスは目には見えなくても、確実にウーパールーパーの寿命を縮めてしまいます。
ウーパールーパーが何年生きるかは環境次第
ウーパールーパーが長生きするためには、愛情も必要です。
しかし、それ以上に「強力なろ過装置」「水温を下げる装置」「大きめの水槽」を設置できるかどうかが重要です。
ウーパールーパーが何年生きるかは飼育環境によるため、適した環境を用意してあげましょう。