ウーパールーパーに外掛け式フィルター(濾過装置)は必要なのか、どのような役割があるのでしょうか。
この記事では、ウーパールーパーのサイズ別に、おすすめのフィルターを紹介します。
ウーパールーパーへの外掛け式フィルターの必要性
外掛け式フィルター(濾過器)は水を浄化する装置ですが、汚染物質を除去する装置ではありません。
アンモニアや亜硝酸など、排泄物から出る有害な毒素を毒性の低い硝酸に還元するのが主な役割です。
つまり、汚れを落とすものではなく、抑えるものです。
設置しなければ毒素力が非常に高くなり、ウーパールーパーの負担になります。
フィルターがないとウーパールーパーの水換えが大変
フィルターを設置していないと、水の汚れ、つまり毒性レベルがすぐに上がってしまいます。
そのため、毎日の水換えが必要です。
フィルターがあれば、1~2週間に1回の水換えで済みます。
ウーパールーパーのフィルターの種類
フィルターには様々な種類がありますが、ウーパールーパーに使用されるフィルターは4種類あります。
「投げ込み式」、「外掛け式」、「上掛け式」、「外掛け式」それぞれの特徴を紹介します。
外掛けフィルター
外掛け式フィルターは、水槽の縁に外掛けするタイプの濾過器です。
設置も簡単で、ろ材交換時のメンテナンスも容易。
また、流量を調節できるタイプも多く、水流を嫌うウーパールーパーには便利でしょう。
ただし、濾過能力は低いです。
上部型フィルター
「上部式フィルター 」は、水槽の上部に設置するタイプの濾過装置です。
外掛けフィルターは濾過能力が低く、どちらかというと補助的なフィルターですが、これは濾過能力、浄化能力もあります。
水草の育成には向かないのであまり使われませんが、ウーパールーパーには適したフィルターです。
なお、水槽サイズに合わないと使えないという制約があるため、小型水槽では使えません。
投げ込み式フィルター
投げ込み式フィルターは、水の中に入れて投入するタイプのフィルターです。
駆動には別途エアーポンプを接続する必要があります。
商品名では「ロカボーイ」「水作エイト」などがあります。
ろ過能力は低いですが、簡単に設置できるので便利です。
外部フィルター
外部フィルターとは、水槽の外に設置するタイプのフィルターです。
ろ材の積載量や浄化能力は、投入式や外掛け式には及びません。
外掛け式や投げ込み式を使っている人には高く感じるかもしれませんが、濾過能力は比較にならないほど高く、排泄物の多い成獣のウーパールーパーに最適なフィルターです。
ウーパールーパーのサイズ別!おすすめのフィルター
いろいろなフィルターを紹介しましたが、どれを使えばいいの?という感じですよね。
ここでは、おすすめのフィルターを紹介します。
小型のウーパールーパーは何でもOK
小型のウーパールーパーは排泄量が少ないため、どのようなフィルターでも大丈夫です。
排泄量さえカバーできればフィルターの性能に差はないため、安いフィルターで十分です。
強いて言えば、流量を調整できる外付けタイプのフィルターをおすすめします。
ただし、安価な水槽セットによく付いているドロップインフィルターでも大丈夫です。
成長したウーパールーパーの場合
大型のウーパールーパーは排泄物の量が多いため、ろ過能力の低いフィルターは不適切です。
子供の頃から外掛け式や投げ込み式を使っている人が多いですが、実際は容量オーバーで毒素の量が増える傾向にあります。
そのため、ウーパールーパーに大きな負担がかかり、病気にかかりやすくなったり、寿命が短くなったりする現実があります。
特に砂を使用しない場合は、砂には浄化作用がないため、特に強力な外部式フィルターを使用する必要があります。
できれば大容量の上部式フィルターを使用するのがおすすめです(^^)