ウエルネス旅は新しい旅行スタイルです。近年の健康志向により、人気が高まってきています。
そこで、ウエルネス旅とは何か、人気の理由も紹介します。
ウエルネス旅とは?
ウエルネストラベルとは旅行中に食事・アクティビティを通し、心と体の健康を保ち、よりよい生活を送らせるための旅行のことを表します。
具体的には「健康食」、「ヨガ」、「瞑想」、「フィットネス」、「温泉」などが体験できる旅行が挙げられます。
中には旅行先に向かっている途中の食事から気を使う人も。
2015年には、世界中の6億9,000万人の人々がウエルネス旅に参加したとされています。
ウエルネス旅の起源
ウエルネス旅の起源は紀元前まで遡ります。
古代ローマ兵士が戦争などで負傷した箇所を治療するために、温泉・郊外の公衆浴場に行っていました。
中世になると、温泉の医学的効果の検証が進み、高級保養地への滞在、都市形成の課題にまでなります。
日本では「古事記」などの書物の中に、貴族を中心に病気の治癒、療養に温泉湯治をしていた記述があります。
江戸時代に入ると、娯楽観光などの目的に転化し、貴族から庶民に広まったのです。
ウエルネス旅が人気の理由
近年、ウエルネス旅に対して興味・関心が高まっています。
ミレニアム世代(1980年~2000年生まれ)の考え方の変化が影響しており、「自身の健康は自身で管理する」という考え方に変化しています。
さらに、健康の為に時間・お金を使いたいと思っている人が増加していることが理由だといえるでしょう。
日本はウエルネス旅に最適?
日本政府はヘルスツーリズムを広げる為、ヘルスツーリズム認証制度を2018年から施行しました。
目的は「ヘルスツーリズムの品質を高める」、「認証を与えて可視化し、消費者へPRしやすくする」などが挙げられます。
日本は世界第一位の長寿国。
この結果が、日本が世界に対してウエルネスという立場で優位に立てる理由のひとつです。
また、日本は座禅・和食など、ウエルネス旅につながる観光資源が多くあります。
インバウンドを呼び込むためにも、これらのさらなる開発が重要だといえるでしょう。
ウエルネス旅で健康になろう
日本社会は働き方改革をしているが、どこかでストレスを感じることがあります。
日々の疲れを芯から取り除くためにも、ウエルネス旅は近年ニーズが高まっているのです。
都会の喧騒から離れ、自然豊かな離島でウエルネス旅を楽しんでみましょう。
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