ウーパールーパーは体調不良以外でも食欲が落ちてしまうことがあります。
そこで今回は、ウーパールーパーが食べないときに考えられる3つの原因についてそれぞれの対処法を解説していきます。
ウーパールーパーが餌を食べない!拒食の3つの原因
ウーパールーパー餌を食べようとしない場合、どうしたものかと思ってしまいますよね。
拒食のような場合に考えられる原因は3つあります
2.水温が合っていない
3.水質が悪い
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
原因⒈好き嫌い
ウーパールーパーは基本的に食べ物にこだわりがないと言われています。
しかし、それほどお腹が空いていないときは、食べ物を選り好みする傾向があります。
特に生餌を食べて満足した後に人工的なドライフードを与えた場合、口に入れたもの”こんなの嫌だ!”を吐き出す反応が見られることも…。
また、初めて与えるフードの種類は、個体によっては食べずに嫌がることもあるようです。
今まで与えていた餌をかき混ぜながら与えてみてください。
人工餌が嫌いな場合は大好きな生き餌の匂いだけ染み込ませるのも一つの方法です。
ウーパールーパーがある程度まで成長した場合、少しの間だけ絶食お腹を空かせてから食べさせればうまくいくこともあります。
原因2.水温が合っていない
ウーパールーパーはもともと高地に生息する生き物です。
水温が低いのは耐えられますが、水温が高いのは苦手。
夏場など水温が上がる時期は、食欲がなくなるどころか衰弱して死に至ることもあります。
高水温対策として以下の方法が一般的です。
・クーラーで室内の空気を冷やす
・エアレーションを導入する
・水槽のサイズを大きくする
(水槽に冷水や氷を入れないでください)
また、飼育水槽には可能であれば水温計を設置します。
日頃から15~20℃の適温を維持するようにしてください。
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原因3.水質が悪い
ウーパールーパーは、水質が悪化しても食べなくなってしまうことがあります。
食べ残しや糞で汚染された水は、食欲不振だけでなく様々な病気を引き起こします。
週に1回程度、水の量を1/3~1/2に変えましょう。
また、ウーパールーパーのウンチは大きく、水槽内のバクテリアの力により分解しにくいため、見つけたら放置せず速やかに取り除いてください。
ウーパールーパーが突然拒食になったら病気のサイン?
ウーパールーパーが餌を食べなくなったからといって、必ずしも病気とは限りません。
多くの場合、飼育環境を適切に整える、餌の量や大きさを調整することで再び餌を食べ始めます。
しかし、それでも食欲が戻らない場合は何らかの病気の可能性も疑われます。
体調が悪い時は、食欲不振と同時に次のような異常が見られることがあります。
・エラのふわふわした部分がなくなる
・尾に穴があいている
・体が血でうっ血している
・赤い斑点がある
・泳ぎ方がおかしい
これらの症状を早期に発見するには、日頃から健康状態をチェックしましょう。
いつもと違うと感じたら、早めに動物病院を受診しましょう。
ウーパールーパーの餌の与え方!拒食を防ぐ正しい与え方は?
ウーパールーパーは、飼い主の餌の与え方によっては食べないこともあります。
飼育が初めての方は、正しいエサの与え方をよく覚えておきましょう!
⒈ 口に運ぶ
ウーパールーパーは元々視力があまり良くありません。
嗅覚が発達しているため、鼻先から口の周りを狙って餌を近づけると匂いに反応して食べます。
ピンセットを使うとやりやすいでしょう。
これを毎日繰り返すと、徐々にウーパールーパーも餌をもらえることがわかり、飼い主が水槽に顔を近づけると
二本足で立ち上がるなどして”エサちょうだい!”アピールしてくることもあります。
そんなかわいい仕草を見せられたらたくさんエサをあげたくなりますが、与えすぎにはくれぐれもご注意ください。
2.残った餌は取り除く
水質の悪化は、食欲不振だけでなく様々な体調不良を引き起こします。
与えてから30分~1時間経過しても餌が残っていたら、スポイトやネットなどを使って取り除きましょう。
また、食べ残しがよく見られる場合は給餌量を再検討してください。
ウーパールーパーの拒食の原因を知ろう
ウーパールーパーは大食漢ですが、消化器官はあまり強くありません。
かわいくて、ついたくさん食べさせたくなる気持ちはよくわかりますが、健康面を考えると腹八分目にとどめておきましょう。
また、水温や水質に問題があると拒食や食欲が落ちてしまうこともあります。
ウーパールーパーの餌の量や飼育環境など見直してあげましょう。