リスザルに限らず、サルはよく噛む動物です。
マーモセット、オマキザル、ロリスも噛みます。
サルの永遠のライバルである犬も噛むことで有名ですが、むやみに噛むことはありません。
しかも、飼い主はよほどの理由がない限り噛みません。
しかし、リスザル(サル)にとって噛むことは生存のための本能のようなもので、しつけでは止められないでしょう。
どんなになついていても、どんなに飼い主を愛していても、ある日突然噛みついてくることがあります。
リスザルに嚙まれた場合、すぐに処置をしなければ飼い主さんが重傷を負うリスクがあるため注意が必要です。
そこで、リスザルはなぜ噛むのか、噛まれた時の対処法も紹介します。
リスザルは噛む動物!噛む理由は?
リスザルが飼い主さんを噛むことには、何かしら理由があります。
主な理由を見ていきましょう。
飼い主が構ってくれない
複数のペットを飼っていて、他のペットに気を遣っている飼い主に腹を立てたり、小さな子供がいて、自分よりも子供の世話を優先する飼い主に嫉妬したりすることがあります。
環境が合わずストレスがたまる
食事が合わなかったり、暑かったり寒かったりと環境が合わなかったり、ストレスが溜まることもあります。
驚きや警戒による防衛反応
突然の物音や揺れに驚いて、突然噛みつくことがあります。
リスザルが噛むことのリスク
リスザルに噛まれることを完全に避けることは、ほぼ不可能です。
噛まれた後、痛いという感覚だけが残るわけではありません。
リスザルの口の中は細菌でいっぱいなのです。
細菌は傷口から体内に侵入し、病気の原因となります。
また、リスザルは指先や鼻、耳などの柔らかく重要なポイントを狙います。
これらの急所を噛まれると、後遺症が残ることがあるでしょう。
リスザルに噛まれたときの対処法
リスザルに噛まれた場合、かなり出血します。
まず、傷口を流水で洗い、絞り出します。
その後、消毒をし、すぐに病院で治療を受けましょう。
遅くとも2~3時間以内に病院へ行ってください。
時間が経つと細菌が体の奥に入り込み、悪化することがあります。
病院ではリスザルに噛まれたことを必ず伝えてください。
噛まれた場所によっては、後遺症や傷跡が残ることもあります。
リスザルを飼う前に、「噛むこともある」と理解しましょう。
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