虫よけ効果のあるハーブとして知られるローズマリーですが、付きやすい虫はいます。
ローズマリーに付きやすい害虫の種類と駆除の方法を紹介します。
ローズマリーの害虫その1:ベニフキノメイガ
ローズマリーに限らず、シソ科のハーブ全般につきやすい虫であり、初夏から夏にかけて発生します。
ベニフキノメイガが付いても即枯れるわけではありませんが、ベニフキノメイガの幼虫に葉を食い荒らされ、レース状になることが特徴です。
葉が茶色くなったり、葉が巻いた状態になったりして、クモの糸に似た白い糸が多数みられるようになるため、幼虫は見つけたら捕まえて駆除しましょう。
トゲや毒はないので安心して退治でき、2週間ほど被害が続くが、その後いなくなります。
ローズマリーの害虫その2:アブラムシ
春から秋にかけていつでも見られる害虫で、ローズマリーに限らず、多くのハーブが被害にあう虫です。
ローズマリーに付くのは、葉が柔らかい成長期であり、成長して葉が硬くなったらめったに見られません。
アブラムシが付いても即枯れてしまうわけではないですが、アブラムシが増えるとアリも増えます。
肥料を与えすぎると発生しやすいため、注意しましょう。
ローズマリーの害虫その3:ヨコバイ
ローズマリーなどシソ科のハーブに深刻な被害を及ぼす外来種で、植物の樹液を吸って弱らせます。
茶色の細かい点がたくさんできることが特徴です。
農業用ネットで覆って、発生を抑えましょう。
被害が見られるようになった外来種なので、根本的な対策につながるような殺虫剤はまだありません。
アナログな手順で直接虫を捕まえた方が確実です。
ローズマリーの害虫その4:ハダニ
裏から木の葉の栄養分を吸う害虫で、葉緑素が抜けてしまいます。
1mmに満たない大きさなので、駆除が難しいですが、市販のハダニ専門薬を用いて退治しましょう。
ローズマリーの害虫その5:ヨトウムシ
ヨトウムシはヨトウガの幼虫で、葉や茎にくっついて、植物の汁を吸います。
葉を食い散らかし、穴だらけにしてしまうため、葉緑素が抜けて光合成できなくなります。
ローズマリーには害虫対策を
ローズマリーは虫よけになる植物だから害虫駆除は必要ないだろうなどと思ってはいけません。
風通しや水やりなどを工夫して、虫が発生しにくい環境で育てましょう。
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