クレマチスの誘引をしたいけれど失敗しそうでできない人も多いのではないでしょうか。
クレマチスは品種によってさまざまな形の花を付けるつる性植物です。
自宅で楽しむために、さまざまな仕立て方、クレマチスの誘引のコツを解説します。
クレマチスの基本知識
クレマチスはつる植物の女王として、古くからイギリスで愛されています。
春咲き、夏~秋咲き、冬咲きと種類があり、1年中、花が楽しめるタイプもあります。
日当たり、風通しの良い場所、水はけの良い場所を好み、日当たりが悪いと花つきが悪くなることが特徴です。
クレマチスの誘引方法とは
クレマチスの誘引方法のポイントは、枝のからまりを解き、1カ所に固まっている枝を左右に散らしていきます。
全体のバランスを見ながら、咲かせたい位置に蕾をもっていきましょう。
クレマチスの誘引のポイント
クレマチスを解くときは、蕾が出始めて枝が硬くなってからにします。
枝が切れなければ、折れても触って大丈夫です。
少し葉が落ちても気にせずに、葉と茎の付け根を切ってからまりを解き、オベリスクを使うと誘引しやすいでしょう。
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クレマチスの剪定方法
クレマチスは剪定した方が花が咲きやすいため、2月下旬~3月上旬頃になったら、枯れ枝をカットします。
枝の先、目が丸く膨らんでいる部分は残し、目のない部分をカットします。
クレマチスは折れるのが心配で誘引しにくいと思う人も多いです。
コツを押さえてきれいな花を咲かせましょう。
種類ごとのクレマチスの選び方
新枝咲き:新しい枝にしか花が咲かないタイプ。四季咲き性が多い
旧枝咲き:前年枝に花が付く。伸ばして咲かせる
新旧両枝咲き:新枝と旧枝、両方の特徴があるタイプ
クレマチスの仕立て方
クレマチスの仕立て方として、まずは鉢植えが挙げられます。
クレマチスはつるが長く生えるので、誘引が難しいといわれています。
クレマチス初心者なら、つるをカットしながら花を咲かせるので、つるが伸びにくいです。
新枝咲きを鉢植えにすると、コンパクトに楽しめるでしょう。
次に、壁や地に這わせる方法です。
旧枝咲きはつるが長く伸びるため、壁や地に這わせるのもおすすめで、柵やオベリスクに誘引するより手間がかからず、這わせるだけで絵になります。
地に這わせると雑草が生えにくくなるでしょう。
バラとの相性が良いので、組み合わせて這わせるのもおすすめです。
そして、オベリスクに絡ませるなら、誘引してデザインします。
つるの絡まりを解いてから、左右のバランスを考えながら散らせ、花を咲かせたい場所に蕾を持っていきます。
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クレマチスをアレンジして楽しもう
クレマチスは、黄色、水色、紫、ピンクなどたくさんの花色があります。
クレマチスだけでさまざまなアレンジが楽しめるため、お気入りの花色や仕立て方で楽しみましょう。