クレマチスの系統や、剪定方法について紹介します。
クレマチスの開花カレンダーで系統と開花時期を確認し、それぞれの系統ごとに最適な剪定方法でクレマチスを剪定しましょう。
クレマチスの系統6つ
クレマチスの系統を開花カレンダーで見てみましょう。
クレマチスの系統、開花時期についてチェックしたら、次に系統別の特徴を簡単に紹介します。
基本的な系統のみ確認しておきましょう。
パテンス系
クレマチスのパンテス系は、前年枝から花芽が伸び、頂花咲きを基本として下の節々につくこともあります。
剪定は弱~やや強、早咲きの大輪花で、花色、花形が豊富で選択肢が広いことが特徴です。
花つきよく、育てやすいでしょう。
ジャックマニー系
ジャックマニー系は、前年枝、当年枝から伸びた新梢に花が咲きます。
頂花が咲き、その後、節々に開花することが特徴です。
剪定は強、中~大輪花で、花色や花形が豊富。
開花期間が長く、たくさんの花をつけるうえに、丈夫で育てやすいでしょう。
フロリダ系
フロリダ系は、前年枝、当年枝から伸びた新梢に花がつき、新梢の葉腋に花をつけ、下から上に向かって、花をつけながら伸びます。
剪定は弱~やや強。
白色の花弁と紫色の花芯が印象的な中国原産の「テッセン」などがあります。
夏に少し休眠しますが、春~初夏、秋~冬に咲き、開花期間が長いことが特徴です。
肥料は少なめで管理しましょう。
アトラゲネ系(アルピナ、マクロペタラ系)
アトラゲネ系(アルピナ、マクロペタラ系)は、前年枝と新梢、節々に直に花をつけます。
剪定は弱、耐寒性はありますが、過湿に注意が必要です。
モンタナ系
モンタナ系は、前年枝に花がつき、節々に直に複数の花をつけ、株全体で開花します。
剪定は弱、香りがする品種もあることが特徴です。。
ビチセラ系
ビチセラ系は、当年枝から伸びた新梢に花がつき、葉腋から伸びた側枝に花をつけ、下から上に向かって節々に開花します。
剪定は強、耐寒・耐暑性あり、丈夫で育てやすいでしょう。
クレマチスの系統別剪定方法
クレマチスの系統別に、適した剪定方法を紹介します。
旧枝咲き/弱剪定の系統
旧枝咲き/弱剪定の系統は、パテンス系、パテンス八重系などが挙げられます。
花首下、2〜3節の部分で、節と節の間を切りましょう。
新枝咲き/強剪定の品種
新枝咲き/強剪定の品種は、ジャックマニー系、ビチセラ系などが挙げられます。
今年伸びた枝、株元から2〜3節のところで、節と節の間を切ります。
いずれの場合も、2〜3節のところで切ることがポイントです。
・新枝咲きは、下のほう2〜3節のところ
と覚えると分かりやすいでしょう。
クレマチスの系統が分からない場合の対処法
「旧枝咲き」、「新枝咲き」のどちらか分からない場合も、剪定をしましょう。
品種が分からない場合は、株の真ん中で剪定します。
健康に生育するためには、剪定した方が良いです。
クレマチスの系統別に適した方法で剪定しよう
クレマチスの系統を確認し、それぞれに適した方法で剪定することが大切です。
剪定に対して不安があるという方も多いのではないでしょうか。
しかし、クレマチスの系統を確認した後は、剪定をしてみましょう!
クレマチスの生育がよくなり、楽しく育てられます。
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