サボテンは子株で増やせますが、子株が増えすぎると見た目が悪くなります。
そこで、どのように株分けをすればよいのかと共に、子株が増えすぎるのを防ぐコツについても解説します。
サボテンの子株の扱い方
子株とは、サボテンの脇や頂点から生えてくる小さな株のことです。
子株が出てくるのは、栽培がうまくいっている証拠ともいえるでしょう。
ただし、どんどん子株が増えてしまうと不格好になるうえに、親株の負担が大きくなるため注意が必要です。
花を咲かせたいときには、子株を切り取って親株の負担を減らし、株を増やしたいときは切り取った子株を発根させて増やしましょう。
子株を切り取る場合は、15~20mmのときに切り取ることが大切です。
複数の子株を一度に切り取っても、親株に影響はあまりありません。
なお、子株を切り取るのに適した季節は、サボテンが成長する春か秋です。
休眠期に当たる夏や冬は株分けに向きません。
サボテンの株分けの基本的なやり方
2.トゲでケガをしないように軍手やガーデニング手袋をはめて作業する
3.子株の根元から切り取る→親株のトゲや本体を傷つけないように注意
4.子株を持ちながら切り取る→力を入れすぎて握りつぶさないように注意
5.切り取った子株は、切断面を上または横にして乾燥させる→直射日光の当たらない風通しの良い場所で1週間前後乾燥させる
6.しっかり乾燥させた子株は、新聞紙等でくるんで保管→切断面は下向き。直射日光の当たらない涼しい場所で1週間~10日ほど発根を待つ。水やりは不要
7.発根したら、サボテン専用土を入れた鉢に植え付ける→植え替え直後は水はやらず、1週間ほど経ってしっかり根付いたらたっぷり水をやる
子株が増たときの対処法
子株を放っておいても、そのことが原因で親株が枯れてしまうことありません。
ただし、栄養分が子株に取られるので、親株の成長は遅くなり、花は子株があると咲きにくいため注意が必要です。
子株ができたからといって、すぐに親株に影響が出るわけではなく、子株が小さい間は親株本体に傷をつけてしまう危険性があるので、そのまま様子を見た方が良い場合もあります。
親株を傷つけずに子株を根元から切り離せる大きさになったら(子株をつまみながら根元をカットできるくらいのサイズになったら)、必要に応じて切り取るようにしましょう。
子株は寄せ植えするのもおすすめ
切り取った子株は小さな鉢に1個ずつ植えるだけでなく、大きめの鉢に寄せ植えしても楽しめるでしょう。
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