ミドリガメを飼っている方は、亀1匹だけではなく金魚といった他の生き物と同じ水槽で飼いたいと考える方もいるでしょう。
条件を満たせば、ミドリガメと他の生き物を一緒に飼うことは可能です。
そこで、ミドリガメと一緒に金魚を変えるのか、他に一緒に飼える魚はいるのかを紹介します。
ミドリガメは金魚を食べる可能性がある
ミドリガメと金魚は、同じ水槽で一緒に飼うのはおすすめできません。
主な理由から見ていきましょう。
ミドリガメは雑食
ミドリガメは金魚を食べる可能性があるため、一緒の水槽で飼うのはやめましょう。
ミドリガメは動きがゆっくりとしており、性格も穏やかで優しく、可愛いというイメージを持つ方もいます。
また、ミドリガメが金魚を餌にするとは思わない方もいるでしょう。
ミドリガメは草食だというイメージもあります。
実際に、リクガメや草食の亀も存在しますが、ミドリガメを含めほとんどの亀は肉食もしくは雑食です。
自然界に生きているミドリガメは、カエル、ザリガニ、魚、虫、水草など様々な生き物を食べています。
金魚を「餌だ」と判断する
ミドリガメと金魚を同じ水槽に入れると、素早く泳ぐ金魚は肉食のミドリガメが本能で「餌だ」と判断し、食べてしまうのです。
肉食のミドリガメにとって、自分の縄張りにいる金魚は人間が考えるように仲良くできる相手ではなく、自分の命を維持するための餌なのです。
ミドリガメが好んで金魚を餌にするわけではありませんが、本能で食べてしまいます。
ミドリガメに悪気はなく、金魚にとっても迷惑な話です。
ミドリガメが小さいとき限定で一緒に飼えることもある
「一人では寂しそう」「仲良くしている姿を見たい」という理由で、ミドリガメと金魚を同じ水槽で飼うのはやめましょう。
ミドリガメが小さい時に、一時的に金魚や他の生き物と一緒にさせるのは良いですが、成長したら別の水槽で飼う必要があります。
ミドリガメと一緒に飼える生き物や魚もいる
金魚とミドリガメを、同じ水槽で飼うの勧めできません。
しかし、なかにはミドリガメと一緒に飼える生き物や魚もいます。
なお、水槽の状態やミドリガメの性格によっては、攻撃されたり捕食されたりすることを理解して飼いましょう。
ドジョウ
ドジョウは、全国に生息する淡水魚でです。
体が丈夫で、水質の影響を受けにくくペットとして飼いやすいため、ミドリガメと同じ水槽で飼う方も多いです。
ドジョウは水槽の底に溜まっている餌の食べ残しも食べるため、水質を保てることがメリットです。
ドジョウは砂に潜る習性があるため、底の砂は厚めに敷きましょう。
また、水槽の中に蛸壺や石といったドジョウが隠れられる場所を用意すると、ドジョウが快適に過ごせます。
タナゴ
タナゴは淡水魚で、サイズは様々ですが、大きい個体は15CMほどになります。
泳ぎが素早く警戒心が強いため、ミドリガメに攻撃されずに生きられる可能性があるでしょう。
ブッシープレコ
ブッシープレコは、アマゾン川に生息する魚で地味な色をしています。
見た目は丸みがあり、可愛らしいことが特徴です。
ナマズの仲間で、体長は10~15CMになります。
コケを食べる魚であり、水槽を掃除する役割も果たしてくれるでしょう。
ミドリガメと一緒に同じ水槽で飼う時には、ブッシープレコが逃げられるように土管や流木を入れることが大切です。
エンゼルフィッシュ
エンゼルフィッシュは熱帯魚で、縞模様が特徴であり非常にポピュラーな魚です。
体長は15~30CMに成長します。
気が強く、小さい魚と一緒に水槽に入れると、小さい魚を攻撃することがあります。
体が大きく気性が荒いため、ミドリガメに捕食される確率は低いでしょう。
ミドリガメと一緒に飼うのがおすすめできない生き物
ミドリガメと一緒に金魚を飼育することはおすすめできません。
また、ザリガニやカニといったハサミがある生き物もやめましょう。
ミドリガメが襲う可能性がありますが、反対にミドリガメがハサミで襲われる可能性があるためです。
ミドリガメと他の生き物や魚を飼う際のポイント
ミドリガメと他の魚を、一緒に同じ水槽で飼う際の注意点を紹介します。
水質を保つ
魚は水が汚れると命に関わります。
魚と比較してミドリガメは水を汚しやすいため、ろ過装置を必ず入れましょう。
大きめの水槽を使う
小さな水槽でミドリガメと魚を一緒に入れると、魚が隠れる場所がなくなり、ミドリガメに攻撃されたり捕食されたりする確率が高くなります。
また、ミドリガメも、他の魚や生き物と同じ狭い水槽で過ごすとストレスになります。
ミドリガメと他の魚や生き物を一緒に飼う時には、大きい水槽が必須です。
命の危険があることを理解する
ミドリガメと魚は、捕食関係です。
どれほど注意しても、ミドリガメが魚を食べてしまうことがあり、反対にミドリガメが魚や他の生き物に攻撃されることもあります。
どうしても同じ水槽で飼いたい時には、土管や流木、水草などを入れて、魚が隠れたり逃げたりできるようにしましょう。
ミドリガメと金魚/ほかの生き物は別の水槽で飼うのが理想
ミドリガメと金魚、ほかの生き物は、共存できているように見えても、ミドリガメが成長して大きくなると、金魚は食べられてしまいます。
また、他の魚も命の危険があるのです。
ミドリガメは、一匹で過ごしていても寂しいと感じることはありません。
基本的には、ミドリガメとほかの魚/生き物は別の水槽で飼育しましょう。
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