レオパードゲッコーが餌を食べない原因と対処法!適正体重とは

レオパードゲッコーが餌を食べない原因と対処法!適正体重とは

レオパードゲッコーが急に餌を食べなくなり、困っている方も多いのではないでしょうか。

レオパードゲッコーを飼っていると、たまに餌を食べない時があり、体重が減り不安を覚えることもあります。

そこで、レオパードゲッコーが食べない原因と対処法、平均体重も詳しく解説します。


レオパードゲッコーが餌を食べないと危険

レオパードゲッコーは、爬虫類の中でもペットとして非常に人気がある種類です。

しかし、餌を食べないことがあり、体重が減少している時はすぐに対処しましょう。

放置すると、命にかかわる恐れもあります。

さらに、抵抗力や免疫力が下がって病気になることがあるでしょう。

なお、病気が原因で餌を食べない可能性も高いです。

レオパードゲッコーが餌を食べない時には必ず原因があるため、原因を明確にして餌を食べられるように対処しましょう。

レオパードゲッコーの平均体重

レオパードゲッコーの平均体重は、以下の通りです。

ベビー(生後0か月~1か月):体重2g~
ヤング(生後1か月~3か月):体重15~20g
セミアダルト(生後3か月~10か月頃):体重20~50g
アダルト(生後10か月頃~):体重50g~60g

餌を食べないうえに、平均体重よりも大幅に軽い場合には、動物病院で診察を受けましょう。

レオパードゲッコーが餌を食べない原因

レオパードゲッコーが餌を食べない原因としては、以下が挙げられます。

●温度温度変化
●ストレス
●餌の好み
●脱皮前
●餌を認識できていない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

温度や湿度の変化

レオパードゲッコーは温度が20度まで下がると食欲がなくなり、餌を食べないことがあります。

そのため、温度は25~30度を維持しましょう。

反対に、温度が高くても餌を食べないことがあるため、夏場は温度が上がりすぎないように注意が必要です。

紫外線が当たる場所にゲージを置いておくと温度が高くなるため、置く場所を管理する必要があります。

また、レオパードゲッコーを飼育する際にはパネルヒーターを使って室温を調整します。

しかし、パネルヒーターを使うと、レオパードゲッコーが「暑い」と感じたときに涼しい場所が作れなくなってしまいます。

そのため、パネルヒーターはケージの半分だけに設置しましょう。

飼い主さんの感覚ではなく、室温計を使用することが大切です。

温度が低いとお腹が冷えて消化不良になり、排泄できなくなります。

排泄しないと餌を食べないため、温度が低かった場合には糞をしているかどうかも同時に確認しましょう。

また、湿度が低すぎたり高すぎたりすると餌を食べないことがあります。

湿度は40~60ぐらいになるよう、室温計も設置して管理しましょう。

 

ストレス

レオパードゲッコーが精神的に心理的なストレスを受けることで、餌を食べないことがあります。

レオパードゲッコーをお迎えした直後は、飼育環境に慣れるまでの間、ストレスを感じやすいです。

さらに、頻繁にハンドリングをするとストレスになるため注意しましょう。

レオパードゲッコーはハンドリング可能な爬虫類であり、ハンドリングをする方も多いです。

しかし、もともとは人間と触れ合うことを楽しむ動物ではないため、適度に行うことが大切です。

また、飼い始めた直後に頻繁に世話をすると、ストレスを感じてしまいます。

お迎えした直後は遠くから見守るようにして、ハンドリングも慣れてから行うようにしましょう。

餌の好き嫌い

レオパードゲッコーは、個体ごとにエサの好き嫌いがあります。

餌を食べない時には、別の餌にするだけで食べ始めることもあるでしょう。

生餌は、人工餌と比較して嗜好性が高いため、生餌を食べさせていたレオパードゲッコーは人工餌を食べないケースがあります。

さらに、昆虫の種類によって嗜好性が異なるため、「コオロギは食べないがデュビアは食べる」といったことも珍しくありません。

他にも、サプリメントが嫌で、サプリメントをまぶすと食べないことがあります。

また、コオロギに噛まれた経験があると、コオロギを食べなくなることもあります。

レオパードゲッコーが餌を食べない時には複数の生餌をゲージの中に入れ、どれに興味を持つか観察しましょう。

なお、ハニーワームといった嗜好性が高い餌ばかりあげていると、ほかの餌は食べなくなります。

嗜好性が高いと食いつきが良いため与えたくなりますが、嗜好性が高すぎるものばかりあげないようにしましょう。

脱皮前

脱皮前でも餌を食べる個体もいますが、脱皮前に食べなくなるケースが多いです。

レオパードゲッコーの体が白くなっている時は、餌を食べない状態でもそれほど不安を覚える必要はありません。

脱皮は2日程度で終わります。

2日程度は、餌を食べなくても心配しなくて良いでしょう。

脱皮が終わった後も餌を食べない時は、脱皮以外に食べない原因があるため、原因を明確にしましょう。

餌を認識できていない

レオパードゲッコーのモルフは視力が悪いため、餌を認識できていないことがあります。

明るい場所では目を開けられなかったり、しっかりと見れなかったりするため、昆虫をゲージに入れてみましょう。

翌日になっても餌を食べない時は、生餌の体液をレオパードゲッコーの口に少し触れさせて、餌だと分かるようにしてあげます。

生餌の体液を舐めた時に、そのまま口に餌を入れると食べてくれることが多いです。

レオパードゲッコーが餌を食べない時の対処法

レオパードゲッコーが一切餌を食べない時には、原因を明確にする必要があります。

一週間程度餌を食べないことは珍しくないため、ある程度は様子を見ても良いでしょう。

ただし、体重が落ちている、尻尾が細くなっているなどの場合は、病気の可能性があります。

水分を取っているか確認する

レオパードゲッコーが餌を食べない時は水をしっかり飲んで飲めていないことがあります。

水を入れる専用の容器に入れでも水を飲まない時には、霧吹きを使用してゲージの中の壁を湿らせましょう。

水分をしっかりと取れないと、消化不良を起こし、更に餌を食べなくなります。

糞をしていない時は水分不足の可能性が高いため、霧吹きを使ってゲージの中を湿らせましょう。

尻尾の太さをチェックする

餌を食べない時は、尻尾の太さをチェックしましょう。

レオパードゲッコーは尻尾に脂肪がたまります。

餌を食べない場合でも、尻尾が太いと、すぐに命を落とすことはないでしょう。

アダルトのレオパードゲッコーは3日に1度程度餌を与えれば良いため、餌を食べない時はそもそも餌を与えすぎている可能性があります。

ただし、尻尾に脂肪がたまっていれば良いですが、尻尾が細くなっているときや餌を与えていないのに餌を食べない時は病気の可能性があります。

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餌を変更する

レオパードゲッコーが餌を食べない時は、腸閉塞、マウススロット、クリプトスポリジウム症の可能性があります。

レオパードゲッコーが餌を食べなくなり体重が減少し、尻尾も痩せている時は、レオパードゲッコーを診察できる動物病院を受診することが重要です。

糞をラップに包み乾燥させないようにして動物病院に持っていくと、病気の原因を特定しやすいでしょう。


レオパードゲッコーが餌を食べないときは体重測定と対策を!

レオパードゲッコーが食べないときは、病気になっている可能性があります。

放置すると免疫力の低下により、病気を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

レオパードゲッコーの体重と、尻尾の膨らみ方を確認します。

健康そうであれば、餌を変更してみるのがおすすめです。

体重が少ない、尻尾が細い場合は、動物病院で診察をしてもらいましょう。

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