ヒョウモントカゲモドキが血便をした場合は、内部寄生虫による疾患が原因かもしれません。
内部寄生虫は消化器官に寄生する虫のことで、コクシジウムが有名です。
そこで、ヒョウモントカゲモドキが血便をした場合した際の原因や対処法を紹介します。
ヒョウモントカゲモドキの血便の原因はコクシジウム?
コクシジウムは、腸の粘膜上皮に寄生することが特徴です。
コクシジウムは、オーシストという卵のようなものを排泄します。
糞便の内部に残り、糞便を摂取することで再感染します。
コクシジウムが寄生すると、便が緩くなる、下痢になるといった症状がみられます。
しかし、重症になると血便になることがあります。
ヒョウモントカゲモドキにコクシジウムが寄生すると、重症化することが非常に多いため注意が必要です。
一方、フトヒゲアゴトカゲは潜在的に寄生しているため、軽度の感染では症状が出ないことが多く、大量感染していたときだけ治療をすることが一般的です。
ヒョウモントカゲモドキがコクシジウムに感染し決然していると、衰弱するケースが多いです。
また、下痢が長期間続いていると、力を入れる際に脱腸することもあるため注意が必要です。
ギョウ虫検査をすると、コクシジウム、ギョウ虫、べん毛虫などが確認できます。
ヒョウモントカゲモドキが血便を出した時の対処法
ベン毛虫に感染していた場合は、コクシジウムやギョウ虫とは違い、消化器官に症状が出ます。
動物病院で虫下しを投与することが一般的ですが、虫下しを投与して全滅させられないことがあります。
ヒョウモントカゲモドキそのものに付着する糞便や、放置された糞便で再感染するためです。
虫下しをする際には、ヒョウモントカゲモドキの体を洗うこと、飼育環境を消毒することが重要です。
血便をした時はもちろん、症状が治まった後も飼育ゲージ内は常に綺麗な状態を状態にしておきましょう。
ヒョウモントカゲモドキの血便は重症なことが多い!早めに治療を受けよう
ヒョウモントカゲモドキが寄生虫に感染しても、軟便や下痢といった症状で虫下しを使うと治ることがあります。
しかし、コクシジウムに感染すると重症化するケースが多く、血便が出ます。
ヒョウモントカゲモドキが血便をする状態は、すでに症状が悪化しているため、様子を見ず早めに動物病院で診察を受けましょう。
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