【クランウェルツノガエル/クツワアメガエル/イエアメガエル】どれがおすすめ?生体と飼育方法

【クランウェルツノガエル/クツワアメガエル/イエアメガエル】どれがおすすめ?生体と飼育方法

水槽で飼えるペットとして、クランウェルツノガエル、イエアメガエル、クツワアメガエルが挙げられます。

種類ごとに、木や水の中、土の上などで暮らしており、ペットとして飼育するのであれば自然に近い環境を作ることが大切です。

しかし、クランウェルツノガエル、イエアメガエル、クツワアメガエルは飼い方に違いがあるのか、どのカエルを飼おうか迷っているという方もいるでしょう。

そこで、それぞれの生体の違いや特徴を紹介します。


クツワアメガエル

クツワアメガエル
クツワアメガエルは、ジャイアントツリーフロッグと呼ばれており、オーストラリア北東部やニューギニア島、ビスマルク諸島などに生息しています。

最大14cmほどになる大きなカエルで、オスよりもメスのほうが大きな身体に成長します。

クツワアメガエルは身体が大きいため、鳴き声も大きく、犬のような声を出すことが特徴です。

身体の色は緑やグレー、黄緑色などに変化します。

イエアメガエルと比較すると販売しているお店は少なく値段が高いです。

クランウェルツノガエル

クランウェルツノガエル
クランウェルツノガエルは、イエアメガエルと同等にペットとして飼われている数が多いカエルです。

全長は最大で15cm程になる地上棲カエルで、土に潜って餌を待ち伏せして捕獲します。

あまり動かず、土の中に居ることが多いため、小さめの水槽でも飼育可能です。

水槽に浅く水を貼り、フロッグソイルやウールマットを敷くだけでも飼育できます。

温度管理は必要ですが、比較的飼いやすいカエルだといえるでしょう。

イエアメガエル

イエアメガエル
イエアメガエルは、オーストラリア、ニューギニアに生息しており、全長13cm前後に成長します。

個体によって色が異なるため、好きなカラーのイエアメガエルを選べる楽しさもあります。

樹上性のカエルで、主に木の上で暮らしています。

カエルを飼育する際の注意点

クランウェルツノガエル、イエアメガエル、クツワアメガエルいずれの種類でも、脱走防止や温度・湿度管理が必要です。

カエルを飼う際の主な注意点を紹介します。

脱走防止のため蓋をする

クランウェルツノガエル、イエアメガエル、クツワアメガエルなど樹上棲や半樹上棲のカエルは、指先に吸盤があります。

吸盤を貼り付けてケージの壁面を登るため、脱走する可能性があります。

なお、吸盤がない種類のカエルでも、ケージ内のレイアウトによっては登って脱走することがあります。

カエルを飼育する際には、必ずケージに蓋をしましょう

ケージの蓋は、餌として入れる生餌を脱走させない目的もあります。

ケージ内の湿度が上がらないよう、メッシュタイプや網の蓋を使用しましょう。

通気性が悪いとカビが生えて、カエルの健康に悪影響を及ぼします。

温度と湿度を管理する

クランウェルツノガエル、イエアメガエル、クツワアメガエルの飼育で、温度・湿度管理が大切です。

カエルは乾燥に弱く、湿度は温度よりも調整するのが難しいです。

ケージ内を観察して、霧吹きをする、ミスティングシステムを使うなどして湿度を保ちましょう。

乾燥すると、カエルが皮膚呼吸できなくなり、命を落とします。

なお、ペットとして飼っているクランウェルツノガエル・イエアメガエル・クツワアメガエルを冬眠させるのは非常に難しいため、1年を通して温度と湿度を保つのがおすすめです。

ヒーターを利用してケージ内を温めて、張っている水は熱帯魚用ヒーターで温めましょう。

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クランウェルツノガエル・イエアメガエル・クツワアメガエル好みの種類を飼育してみよう

自宅でカエルを飼うのであれあ、活発に動かない種類が飼いやすいでしょう。

カエルを飼育する場合、温度と湿度管理が重要であり、湿度が高いとカビが生え、乾燥すると命にかかわります。

クランウェルツノガエル・イエアメガエル・クツワアメガエルを飼う場合、生涯飼育できるかどうかを検討したうえで必要なグッズを揃えて、カエルをお迎えしましょう。

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